【王座戦】V3目指す藤井聡太王座が目下12連勝の“同学年”伊藤匠叡王とシンガポールで開幕局

藤井聡太王座=25年7月

藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が“同学年”の伊藤匠叡王(22)の挑戦を受ける、将棋の第73期王座戦5番勝負第1局が現地時間の4日午前9時(日本時間同日午前10時)、シンガポールのセントーサ島にある「アマラ・サンクチュアリ・セントーサ」で始まった。先手後手を決める振り駒は、と金が4枚出て、伊藤が先手、藤井後手。伊藤が飛車先の歩を突いたのに対し、藤井は海外でもお茶を一服する「初手お茶」の伝統所作を見せた後、角道を開けて雁木(がんぎ)に構えた。

伊藤は初の海外対局となる。今年5月26日の叡王戦第4局で斎藤慎太郎八段に負けた後、目下12連勝と絶好調。叡王初防衛も果たし、勢いに乗って初挑戦を決めた。

対する藤井は王位戦とタイトル戦かけ持ちとなった。王位戦7番勝負は挑戦者の永瀬拓矢九段に3連勝の後、連敗している。1日制5番勝負では昨年の叡王戦第2、第3局と連敗しているが、2日制7番勝負ではタイトル戦で初めて連敗を喫した。公式戦3連敗は避けたい。9、10日には王位戦第6局(静岡県牧之原市)が控えている。ここで勝てばタイトル獲得通算31期となり、渡辺明九段と並んで将棋界歴代4位タイとなる。王座戦も防衛して3連覇となれば、同32期と単独4位となる。

持ち時間は各5時間。昼食休憩は午後0時10分から1時まで。午後3時ごろにおやつが出される。夕食休憩は午後5時から5時30分(いずれも現地時間)。決着は4日夜の見込み。