自民両院議員総会長が辞表提出 「首相の表情が嫌そう」動画拡散受け背景説明した有村治子氏

有村治子参院議員のXから

自民党の両院議員総会長を務める有村治子参院議員は、5日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。両院議員総会長の辞表を、森山裕幹事長に提出したことを明かした。

有村氏は、両院議員総会で議事進行を仕切る立場にあり、2日に行われた総会でも開会前に石破首相と話し込む姿がみられた。

有村氏は4日深夜の投稿で「自民党両院議員総会長の辞表を、森山幹事長に提出させて頂きました」と記し、「自民党幹事長/総務会長/政調会長/選挙対策委員長の四役の辞意表明から丸2日が経ちました。報道によれば、総裁が意図して、後任人事を指名しない事によって、現体制の維持継続を図るとされています。各種報道が正しいとすれば、【2度の国政選挙で大敗した責任を取るために、自民党の最高幹部が、誰一人として辞任しない】と言う事になってしまいます」と指摘。党執行部の4役が、2日の総会で大敗した参院選の総括がまとまったことを踏まえ、辞意を表明したり辞表を提出しながら、石破首相が「預かり」のままでいる現状に触れた。

その上で「【国政選挙の結果こそ、主権者たる国民の最大の民意】だと信じる私は、現状を看過することができません」とし、「もとより至りませんが、総会長としての職責に、心して向き合って参りました。悔いや未練はありません。皆さまのご支援/ご理解に心から感謝申し上げ、この上は、一議員として、挙党態勢の再構築と、国政の本分に尽くして参ります」と、署名付きでつづった。

有村氏は、総裁選前倒しに賛成する考えを明言した麻生太郎・党最高顧問が率いる麻生派に所属するが、今回の辞表提出は「熟慮した上での自らの判断です」とも記し、麻生氏からの指示はないとも強調した。

有村氏をめぐっては、2日の両院議員総会前に石破首相に段取りを説明している様子の動画が拡散され、有村氏の話を聴く石破首相の様子が「表情が嫌そう」などと、SNSで話題になった。こうした指摘に有村氏は4日の投稿で「総理の尊厳にも、私の信用にも関わりますので、背景を報告致します」と記し、当時自身が求められていた任務について詳細に記した上で「展開が読めず、難易度の高い会議を円滑に進め、組織としての意思決定を、前に進めるためのファシリテーターとして、当然の務めを果たしている、という認識です」と説明していた。