将棋のプロ棋士養成機関「奨励会」の第77回三段リーグ最終局が6日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。竜王戦で四段以上のプロ棋士に交じって活躍した山下数毅三段(17)は2回目の次点を付与され、四段昇段を宣言した。山下は2023年(令5)4~9月の第73回に13勝5敗で次点。昨年の竜王戦ランキング戦(予選)最下級の6組で準優勝。今年は1つ上の5組で優勝し、決勝トーナメントに進出した。
今年4月に設けられた、「奨励会員が竜王ランキング戦5組決勝に進出したら、その期の三段リーグ終了後に次点1を付与」という新ルールの適用第1号となった。今期リーグは10勝8敗だった。
山下の両親はともに数学者で、趣味はプログラミング。将棋AIの開発にも携わる。「難解な終盤を考えるのが好き」で、あこがれと目標の棋士には「崩れない将棋」の故大山康晴15世名人を挙げる。プロ入り後も盤上で、思考解析力を披露してくれそうだ。