石破首相が小泉進次郎農相との1対1会談で辞任に傾いた舞台裏に「北風と太陽」田崎史郎氏が推察

石破茂首相(2025年9月撮影)

政治ジャーナリストの田崎史郎氏が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)にリモート生出演。7日に緊急の記者会見を行い、辞任する意向を正式に表明した石破茂首相(68)について自身の見解を述べた。

石破氏は緊急会見前日の6日に、小泉進次郎農相と元首相の菅義偉副総裁と会談を行っていた。その後1時間半、石破氏は小泉氏と約1時間半、1対1で会談していた。田崎氏は「菅さんが抜けられた後、約1時間半、小泉さんと石破さんが事実上、サシの形で話し合ってるんですけど。そこから徐々に気持ちが…最後はじゃ明日会見しようかっていってるんですね」と説明した。

石破氏と小泉氏の2人での会談時に辞職へ傾いたことについては「進次郎さんのお話がやっぱり石破総理に刺さったんではないかと思うんです。政治家はこういう時、『北風と太陽』って考えるんですけど、私は。北風ぴゅんぴゅん吹かせて『辞めろ辞めろ』って言ったらますますマントを固く握り締めるんですね。石破さん、本当によくやられましたと。これまでこういう成果があった、大事なことも随分やられましたよね。でもそれを残すためにはどうしたらいいか。ここで引かれた方が、石破さんの実績は残るんじゃないでしょうかと。このまま総裁選に突入しても負けるでしょうと。というように、うまく総理の気持ちをほぐしながら持っていったんじゃないかと思います」と推察した。

石破首相は参院選大敗で退陣圧力を受けても意地で続投してきたが、総裁前倒しの動きが勢いを増し、万策尽きた。石破首相は総裁選前倒しになった場合を想定し、「解散カード」をちらつかせてきたが効果はなく、権力者として毅然(きぜん)とした責任が取れないまま、40日近い「政治空白」を生んだ。