石破茂首相の辞任巡り杉村太蔵氏と田崎史郎氏がバトル「1年で…」VS「責任取るの当たり前」

杉村太蔵氏(2023年7月撮影)

元衆院議員で実業家の杉村太蔵氏(46)が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。7日に緊急の記者会見を行い、辞任する意向を正式に表明した石破茂首相(68)をめぐり、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と激論を交わした。

杉村氏は「野党とかメディア、国民の皆さんが『石破さん辞めろ』っていうのはいいですけど、自民党内部で『石破辞めろ』っていうのは、ちょっと違うんじゃないかなと思ってまして」と切り出した。

「というのは、インドのモディ首相も遠くからいらっしゃって。これから日本とインドの関係をよくしましょうと。韓国の大統領も忙しい中、来てくれて。これから日韓関係、発展していきましょうと。トランプ大統領さんにもぜひ来てくださいと。そこまで言って辞めてしまうと。閣僚も1年経たずにですね、辞めさせられちゃうのは、どんな人でも1年でなかなかの仕事できないですよ。最低3年やってもらわないと。そういう政治をつくってほしい」と語った。

杉村氏の主張に対し、田崎氏は「どの組織でも政党であろうと、企業であろうと、失敗したり勝負で負けたりしたら、トップが責任を取るわけですよ。で、失敗しても負けてもトップが責任取らないと、その下で働いている人はやってられないよっていう気分になるわけです」などと語り、反論した。

杉村氏は「田崎さんは大先輩なんで恐縮なんですけど、今まではそういう政治だったと思うんですよね。これからは、仮に参院選負けましたと。これは1つの世論だと。この世論の声を聞いて、しっかり国会で政策論争をして。よりよいものにしていこうと。政権交代はあくまで総選挙。そうしていかないと、菅(義偉)さんの時も1年で終わっちゃう。岸田(文雄)さんも3年たったら党内で誰も応援しなくなる。こういった形がずっと続くっていうことの方が、日本の国益を失うんではないかっていうのが僕の考えなんですよ」と主張した。

田崎氏は石破首相就任後、衆院選、都議選、参院選の3連敗に触れた上で「そこでトップが何も責任取らなかったら、組織というものの示しがつきません」と切り返した。続けて杉村氏が「昨年の総選挙、誰が勝ったんですか、田崎さん。結果的に選挙の後、国会で首班指名されたのは石破さんじゃないですか」と語ると、田崎氏は「比較第1党という点では自民党が勝ったんですよ。でも首班指名では勝ちましたが、自民党公明党合わせて過半数を失ってるわけです。その時の敗因になってるのは2000万円なんですよ。あれをやったのは総裁か幹事長の承認なしに自民党が2000万を各議員に配るっていうことはないですよ」とやり返した。

石破首相は参院選大敗で退陣圧力を受けても意地で続投してきたが、総裁前倒しの動きが勢いを増し、万策尽きた。石破首相は総裁選前倒しになった場合を想定し、「解散カード」をちらつかせてきたが効果はなく、権力者として毅然(きぜん)とした責任が取れないまま、40日近い「政治空白」を生んだ。