自民党新総裁は「誰でもいい」国民・玉木雄一郎代表「早くガソリン下げてくれ、が国民の思い」

国民民主党の玉木雄一郎代表(2025年7月撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表は9日の定例会見で、石破茂首相の辞任表明を受けて行われる自民党総裁選をめぐり「自民党の中の話なので、中でさっさと決めてくれというのがある」と述べた。

自民党総裁選が党員らの意見を反映させた「フルスペック」方式で行われるため、秋の臨時国会が10月下旬にずれ込む見通しであることにも触れ「早く国会を開いて、もう(新総裁が)だれでもいいので、早くガソリンを下げてくれというのが国民の思いじゃないですかね」と、苦言を呈した。

玉木氏は「できれば今週にでも新総裁を決めてもらいたいところですが、いわゆるフルスペックということで10月4日くらいにならないと新総裁が決まらないと。その後に組閣や、一部の(野党の)政党と連立交渉もあるかもしれず、そうなると現実的には10月20日の週から臨時国会が始まるということになると、我々が求めている11月1日からのガソリン暫定税率の引き下げは困難になることが確定してしまう。国民生活にはマイナスのスケジュールだ」と述べた。「早く物価高騰対策をしてほしいという参院選の民意に沿った総裁選の運営を行っていただきたい。これは多くの国民がそういう思いを持っていることを代弁する思いだ」と今回の総裁選の日程や形式に疑問を呈した。

一方、総裁選に対する国民の視線について「1年前にやった総裁選と同じ名前が出てきてやっていることについて、冷めて見ている気がします」との見方を示した。「小泉さんはフレッシュとか、高市さんは何かちょっと右寄りとか、茂木さんは(日米貿易交渉を)ライトハイザーさんとやってとか、林さんは安定しているとか…。何かもう、(国民の)みなさんの中にもイメージができてきているし、政策も1年前に出しておられる」と述べた上で「自民党の中の話なので、中でさっさと決めてくれというのがある。早く国会を開いて、もうだれでもいいので、早くガソリンを下げてくれというのが国民の思いじゃないですかね」と、自民党内のゴタゴタが長引く現状に怒りも口にした。

国民民主は、所得税が生じる「年収103万円の壁」の178万円への引き上げや、ガソリン暫定税率廃止について昨年12月に与党と合意しているが、今も実現されていない。玉木氏はこうした経緯が念頭にあるのか「多分、多くの人は、今名前が出ているような人がだれが(新総裁に)なっても、結局できないんじゃないかと」と述べた上で、税制をめぐる「ラスボス」といわれる自民党の宮沢洋一税調会長に言及。「宮沢洋一先生(の立場)が(今後の自民党の人事で)どうなるか分かりませんが、自民党の税調が阻んで財務省とセットになって、厳しいからだめと言う」と指摘。「(新総裁に)だれがなっても、同じサイコロしか出てこない。(国民は)あきらめといらだちを感じ始めているのではないか」とも述べけん制した。