<伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負:第6局2日目>◇10日◇東京・将棋会館
藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=23)に永瀬拓矢九段(33)が挑戦する将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第6局、9、10の両日、東京・将棋会館で行われ、先手の藤井が永瀬を下し、シリーズ4勝2敗で防衛するとともに6連覇を達成した。これで通算タイトル獲得数は31期となり、23歳1カ月にして歴代4位の渡辺明九段(41)と並んだ。王位初挑戦の永瀬は2日制のタイトルで藤井に初めて3敗目とさせたが、フルセットに持ち込むことはできなかった。
戦型は角換わり。永瀬は研究手をぶつけ、中盤は押し気味に進めた。終盤の際どい寄せ合いで藤井にリードを奪われ、逆転負けした。
終局後、「角換わりの定跡系で、全体的に楽しみができればと思ったが、2日目以降に自然な手を指していたか、そこが課題だった」と振り返った。
絶対王者を追い詰めた。藤井の2筋への意表を突く角打ちを的確に受け、相手の攻めを受け続けた。「負けない将棋」でリードを奪ったが、最後は力尽きた。
将棋の2日制のタイトル戦7番勝負で一方が3連敗の後、3連勝して第7局までもつれたのは過去に5例あり、その後、3連敗4連勝の大逆転劇は2例。大逆転劇のチャンスを逃した。
シリーズを振り返り「出だしで3連敗してしまい、楽しみは少ないかなと思った」と悔やんだ。