立憲民主党の新幹事長に就任した安住淳・前衆院予算委員長は11日、党本部で報道陣の取材に応じ、「自民党のライバルはうちしかないと思う。1つ1つの選挙で自民党にどう競り勝つか、ということはわが党にしかできないので、今後しっかりやっていきたい」と抱負を述べた。
幹事長就任の抱負を問われ「(報道が出た後)いろいろな人からメールをもらいましたけど、頭のところに『大変だね頑張ってね』という言葉が書かれていた。よほど党の置かれている状況が大変なんだなと知らされたような感じです」と、述べた。野田佳彦代表と安住氏は、野田政権の首相と財務相という関係。「『いつもの顔』かも知れないが、これまでの経験を党の再生のために使っていければ。若いリーダーや若い政治家、女性を含めて、国民のみなさんから希望を持ってもらえる党に変わるため、野田も私も『つなぎ役』に徹し、そういう若者たちを育てる役目として引き受けると(野田氏に)申し上げた」とも語った。
立民は7月の参院選で自民党が大敗する中、議席を伸ばせず、総括では「事実上の敗北」と位置づけた。今の立民に足りない点を問われた安住氏は「個人的な主観で申し上げると、参院選は、うちの党は得手ではないが、その間にある衆院選では圧倒的に他党を引き離し、自民党と対抗できている。結論から言うと(これまでの)衆院選(の結果)だけみても、自民党のライバルはうちしかいないと思いますよ」と豪語。一方で「自民党のライバルとして、ある意味、しのぎを削っているのはわが党だという自負を持ちながら、でも一方で参院選では第三局の風にいつもやられるのか、ということはやっぱり反省しないといけない」と口にした。
「私はさほど悲観もしていないが、楽観もしていない。これからは1つ1つの選挙で自民党にどう競り勝つか、ということは、わが党にしかできないことなので、しっかりしていきたい」と述べた。
自身について、与野党との太いパイプがあると指摘されることについて「30年国会にいれば、パイプなんか太くなるんですよ。たいした私の売りじゃない」と笑わせた上で「自民党に対抗できる唯一のライバル政党は、わが党しかない」と、再び主張した。
自民党総裁選に10日に立候補表明した茂木敏充前幹事長が、日本維新の会や国民民主党を、少数与党下での新たな連立政権の候補として言及したことを持ち出し「ライバルと思っていないからでしょ? 補完できて、自分たちの政権のために使えると思っているから、ああいうことを言っているんでしょ?」と指摘し「わが党はそういう政党ではないし、何でも反対ばかりしているのではない。(自民党に対して)ライバルとして対峙(たいじ)する時と、比較第1党と第2党で話をする時と、メリハリを分けてやっていきたい」とも語った。