小泉進次郎農相「石破首相に後ろめたさない?」質問に反論 総裁選めぐり「本命」指摘もかわす

小泉進次郎農相(2025年5月撮影)

自民党の小泉進次郎農相(44)が、党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に立候補する意向を固めたことが、複数の関係者への取材で分かった。

小泉氏は12日の閣議後会見で、総裁選への対応を問われ「重要な判断をする時、野党時代から支えていただいた(地元の)横須賀、三浦のことを思い、声をうかがいながら最終的に対応し、判断していきたい」と語り、今週末に地元で支援者に報告した上で、最終判断する考えを示した。

一方、石破茂首相が7日に辞任を表明する前日の6日夜、小泉氏は菅義偉元首相とともに総理公邸を訪れ、自身は菅氏が退出後も約2時間、首相と向き合った。この場が、結果的に「辞任勧告」のような場となり、小泉氏が、続投へ強い意思を示していた石破首相に鈴をつける役回りとなったのではないかとの見方は、くすぶっている。

小泉氏は、総裁選出馬の意向を固めたということを前提に、記者から「石破首相への後ろめたさは感じられないのか。総裁選ありきでタイミングをうかがっていたのではないか。(その中で)本命視されている現状をどう受け止めているのか」など、辞任表明前日夜の会談について批判的に指摘されるひと幕があった。

この指摘に対し、小泉氏は「まったくそういったことはないです」と反論。6日の石破首相との2時間会談について、「菅副総裁が30分ほどで、伝えるべきことは伝えたので、後は総裁の判断ですということでお出になられた。私もその時いっしょに立ち上がったが、石破総理から『小泉さんも行くの?』と声をかけられたので『残っていいですか』と申し上げたら、『いいよ』という形だった。菅副総裁をお見送りした後でまた戻ってきますという形で結果。(公邸に)残り、2時間といわれるが、ああいった時間を向き合わせていただいた」と、当時の様子を振り返った。

「総理にもう少し話そうと思っていただけて、ああいった時間をいただいた。説得なんてとんでもない。総理のお気持ちに向き合いながらいろんな話を聞かせていただいた」と述べ、辞任を迫ったとの指摘をあらためて否定した。

その上で、総裁選出馬について「いろんな報道はありますが、私として何か申し上げたことはない。どちらの決断をするにしても、大臣としての務めをしっかり果たしていきたい」と述べた。

各種メディアで、総裁選に出馬した場合は「本命」との報道があるとの指摘には、「(総裁選に)出ていないのに、『本命』ということはあり得ない。当事者が言っていることではなく、他者が報道することは、当事者としてはどうしようもない」と、かわした。

小泉氏は来週、記者会見を開いて、正式に出馬を表明する。