自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬を予定する林芳正官房長官(64)は21日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演。党内の支持動向をめぐり、5人の候補者のうち有力とみられる小泉進次郎農相(44)、高市早苗・前経済安保担当相(64)を「猛追」しているという情報があると指摘を受け「うれしいですけど、まあ本当かなと思っている」とかわした。
林氏は実務能力の高さと安定ぶりから、辞任した閣僚のピンチヒッターとして過去に何度も登板。誕生日(1月19日)にちなんで「政界の119番」と呼ばれていることを、自身もアピールポイントにしている。 林氏の「猛追情報」について、キャスターでフジテレビ解説委員の松山俊行氏は「今回の総裁選でいちばん焦点になっているのは、(前回の総裁選で勝利した)石破さんに当時、入っていた票が、どこに振り分けられるかということ。その中で、石破政権を支えている小泉さんと林さんに、ある程度いくのではないかという見方が出ているが、石破さんの過去の陣営の周辺では、意外と党員票などは、進次郎さんより若干、林さんの方に流れているのではないか、という見方が出ている」と独自情報を指摘した。
さらに「議員票も、安定感と経験などから、林さんを好感する動きが一部で出ていると。もちろん、小泉さんと高市さんという『2強体制』は当初からいわれているが、もし決選投票に林さんが残った場合は、分からなくなってくる」とも言及。松山氏は「ある程度、林さんに議員票が行く可能性も出てくるのではないかと。旧派閥単位での票が乗るということでは、(状況次第では)勝算は出てくる可能性がある」とも述べた。
これに、ともにキャスターを務めるフジテレビの梅津弥英子アナウンサーが「高市さんと小泉さん(による決選投票)と思われたのが、高市さんと林さん、あるいは、林さんと小泉さんということも…」と問うと、松山氏は「そういう可能性もいろいろ出てきているということです」と応じた。
こうした見方に感想を問われた林氏は「いや、うれしいですけど、まあ本当かなと思っている」と冷静に反応。一方で「候補者はいろんな所に行ったり一生懸命(選挙活動を)やっている。台風の目の中みたいなところにいるので、周りの人の方が分かっている」と、まんざらでもない様子をみせた。
その上で「石破総理に(官房長官として)1年近くお仕えしているので、やっぱり学ぶべきところが多かった。(辞任表明で)支えきれなかったのは申し訳なかったという思いもあるが、本当にいいチームで働いてこられたという実感がある」と、石破首相への感謝を表明。「そういう1年のことを今までのことに足して、支持の場を広げていけたらと思う」と、「石破票」を意識したようにも語った。