橋下徹氏「これをやれば自民党は変わったと思うのに…」コバホークと官房長官に改革への覚悟迫る

橋下徹氏(2023年7月撮影)

大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は21日、レギュラーコメンテーターを務めるフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演。自民党総裁選(10月4日投開票)に出馬を予定する小林鷹之・元経済安保担当相(50)と林芳正官房長官(64)に、政治資金のデジタル化推進に向けた覚悟があるか、強く迫った。

小林氏と林氏はこの日、総裁選で訴える自身の政策を訴え、橋下氏らとの討論にも応じた。2人の主張を聴いていた橋下氏は、「おふた方の言うことに批判はないと思うけれど、メディアで仕事をしている1人の国民の感覚とすると、そういう大きな話より、決定的に、ひとつやれば変わったな、と感じるところがあるなと思うのは、政治家のお金は、全部デジタルでやってほしいということ」と要望。「カードかキャッシュレスで。今(自民党は)『禁止よりも公開』と言っても、そのお金の使い道は現金で、もう何が何だか分からない」と、現在の政治資金のあり方について苦言を口にした上で「旧文通費や政治献金を全部、カードとキャッシュレスでやることと、政治家の永田町の無秩序な飲食には、ルールをきちんと決める」とも要望。「選挙の時に飛び交う陣中見舞いのような、戦国武将気取りのようなものは、禁止する。これをやるだけで、自民党は変わったなと思うのに、そこはひとこも言われないのか」と問うた。

政治とカネの問題へ、より踏み込んだ対応がないか問われた小林氏は「私たちは禁止よりも公開でやっている。私は出馬会見でも申し上げたが、組織のあり方として、もっとスピードある決断とともにオープンにしていくことは、お金の話だけではなく、政策決定のプロセスや、国民に対してしっかり説明していくことを含めて、そう言う方向性で進んでいかざるを得ない」と述べた。「どこまで、どういう時間軸でやるかは、これから議論をしていけばいい」とも述べた。

一方、林氏は橋下氏から「カードやキャッシュレスは、これだけ普及している。政治家から範を示してほしい」と問われ、「おっしゃる通り。禁止したら公開もデジタルもないので、禁止より公開というからには公開する」と応じた。

「与野党協議はもう始まっていて、(資金の)入りをデジタル化して、検索できるようにする。そうするとデータベースがあるので、(政治家の)名前や献金先を入れれば出てくる。双方で検索できるのは、デジタルですから」とも述べたが、橋下氏は「それをやるために、キャッシュレスかカードを使えばすぐに(デジタル化は)できるじゃないですか」と、さらにツッコんだ。

これに林氏が「デジタルの方が望ましいのは当然ですが、現金でいろんな買い物をしたものは(記載)しなくていいということにはならない」と持論を訴えたため、橋下氏は「キャッシュレスできますよ」とさらに指摘。林氏は最後は「できる範囲は全部、やればいいと思います」と応じた。