経済学者の中室牧子慶大教授が24日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。“京の奥座敷”と呼ばれる観光地、左京区の貴船(きぶね)地域のオーバーツーリズム問題に持論を展開した。
同地域では歩道がないために片側1車線で乗用車がやっと擦れ違えるような車道まで人があふれ、交通渋滞を引き起こしており、地元の関係者が交通整理をする姿が、番組では流れた。
映像を見たMC谷原章介が、「貴船の皆さんからしても、お客さんが来ることはうれしいけど、そのせいで事故が起きたり、風情が失われるのは難しい」とコメントした。全国でのオーバーツーリズム対策地として宿泊客のみ駐車場が利用できる山形・銀山温泉や、集落手前の駐車場に車を止めて歩くという岐阜・白川郷の対策例も挙げられた。
中室教授は、「行動を変えてもらうにはしっかり情報を周知することも大切。海外の事例を見てみますと、ベネチアとかバルセロナでは観光税みたいなものを導入している。税収が入ってくるので、道路の拡幅とかインフラの整備にお金を使える。部分的にピーク時だけ入域制限をするという国もありますので、地域の経済の活性化と、オーバーツーリズムによって生じる交通とか環境への負荷をうまく両立させていけるといいかなと思います」と話した。
これを受けて番組スペシャルキャスターの俳優武田鉄矢が、「京都は歩きの観光地」として「工夫、工夫」とつぶやいていた。