国民民主党の玉木雄一郎代表は27日、自身のX(旧ツイッター)更新。自民党総裁選(10月4日投開票)に出馬している小泉進次郎農相(44)の陣営が、進次郎氏を称賛するコメントの参考文例を示して「ニコニコ動画」に投稿をするよう「やらせコメント」を要請していた問題について「今回、自民党は、思った以上に大きなものを失っている」と指摘した。
「今回のようなことが明らかになると、国政選挙でも、自民党はステマを行なっているのではないかと疑わざるを得なくなる」とも記し、自民党は今回の問題について検証し、結果を公表すべきだと求めた。
今回の問題は、進次郎氏の陣営で広報班班長を務めていた元デジタル相の牧島かれん衆院議員(26日に班長辞任)の事務所が行っていたもの。コメントには「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市早苗・前経済安保担当相(64)を念頭に置いたような内容も含まれていた。進次郎氏は26日の閣議後会見で事実関係を認め謝罪。自身の関与を否定した上で、「再発防止を徹底し、引き続き緊張感をもって総裁選に臨んでいく」と述べた。
玉木氏はこうした経緯を踏まえ「小泉陣営の今回のステマ(ステルス・マーケティング)問題は、陣営だけでなく、自民党全体に対する信頼を大きく揺るがす事案だ」と指摘。広報班長を辞任した牧島氏について「同氏は元デジタル大臣であり、現在の自民党のネットメディア局長である。今回のようなことが明らかになると、国政選挙でも、自民党はステマを行なっているのではないかと疑わざるを得なくなる」と私見を示した。
「自党の高市候補者に対してさえ誹謗主張めいた書き込みを指示していたのだから、他党や他党の候補者にも同様の工作を行なっていても不思議ではない。私や国民民主党だって、その対象だった可能性がある」とも訴えた。
今年7月の参院選で、ニコニコ動画が主催した党首討論会の際は「コメント機能は閉じられていた」と明かし「個人的にはコメント機能を開ければいいのにと思ったが、今回のようなことがあれば閉じて正解だったかもしれない」と主張。「他国からの選挙に対する影響力操作(インフルエンス・オペレーション)に対抗しなくてはならない時に、政権与党が自国民に対してステマをやっているとしたら、お話にならない。今回、自民党は、思った以上に大きなものを失っている」と記し、「我が党の榛葉幹事長が指摘したように、自民党は今回の事案についてしっかり検証を行い、その結果を公表すべきだ」と、党としての経緯検証と結果公表を強く求めた。