立憲民主党の蓮舫参院議員は30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党総裁選(10月4日投開票)をめぐり、総裁選管理委員会の逢沢一郎委員長が29日、総裁公選規程に抵触する恐れがある陣営間の感情的対立をあおる恐れのある複数の事案に関し、陣営の選挙責任者を厳重注意したとする声明を出したことについて、小泉進次郎農相(44)の陣営で発覚した「ステマ問題」に直接触れられていないとして、疑問を呈した。
29日付で、逢沢氏の名前で自民党議員あてに配られた「総裁選挙最終盤に向けた声明」には、「複数の陣営の選挙運動に対し、禁止事項に抵触するのではないかとの指摘」が選管に届いているとした上で、「禁止事項に該当する事案」や「公選規程に抵触しかねない陣営間の感情的対立を煽る恐れのある事案」に対し、事実関係を確認した上で「それぞれの陣営の選挙責任者を厳重注意を行った」と記された。進次郎氏陣営で起きた、配信動画への好意的なコメント投稿要請などが念頭にあるとみられるが、具体的内容は記されなかった。
蓮舫氏は、逢沢氏の声明について報じたネットニュースを引用しながら「逢沢自民党選管委員は【交流サイト(SNS)上で総裁選候補者らに関する偽・誤情報の発信や、悪質な誹謗中傷を繰り返すアカウントに対し発信者情報の開示請求を含めた法的措置を取ることを確認】していたのに、ステマに触れず注意で終わらせるのでしょうか」(原文ママ)と記し、候補者陣営内で発生したステマ問題に対する対応の甘さに、疑問を呈した。
自民党の総裁公選規程第12条は、「総裁選挙における選挙運動は、党本部管理委員会の定めるところによりこれを行うものとし、それ以外の選挙運動は、何人もこれを行ってはならない」としており、同条の2で「何人も、選挙の清潔、明朗および公正を害する行為を行ってはならない」とし、同条の3では「選挙期間内において党の名誉を著しく損ねる行為が認められる場合は、党本部管理委員会は党紀委員会の審議の対象として要請することができる」と定めている。