宗教やカルト問題に詳しく全国統一教会被害対策弁護団の副団長の紀藤正樹弁護士が3日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われている山上徹也被告の裁判員裁判(10月28日に奈良地裁で初公判)について、奈良地裁が2日、判決日を26年1月21日午後と発表したとの報道を引用した上で「あくまでも予定だとはいえ拙速ではないか」と指摘した。
山上被告は22年7月8日、奈良市内で参院選の応援演説中の安倍元首相を手製銃で撃ち、殺人や銃刀法違反などの罪に問われている。裁判では殺意は認め、母親が旧統一教会に多額の献金をしたことで家庭が破綻したと情状酌量を求めるとみられている。事件後、自民党と旧統一教会の問題が注目され、自民党は岸田文雄首相(当時)が22年8月に関係を絶つと表明していた。
裁判をめぐり、弁護側は旧統一教会の影響を明らかにするため、山上被告の母親や宗教学者の証人尋問を求めているが、検察側は必要性がないなどと反対している。奈良地裁は2日に初公判は25年10月28日で、25年12月18日までの18日期日で結審、26年1月21日を判決日としたが、公判前整理手続きはまだ続いている。
紀藤氏は「審理もしていないのに判決日を公表。あくまでも予定だとはいえ拙速ではないか」とつづった。