自民党総裁選(4日投開票)に出馬している5人の候補者は、2日夜に放送された「ABEMAPrime」に生出演し、選挙期間中最後となる候補者討論に臨んだ。
その中で、「リディラバ」代表の安部俊樹氏が、小泉進次郎農相(44)の陣営で起きた「ステマ問題」について触れ、今回の問題を受け、進次郎氏陣営の広報班長を辞任した牧島かれん元デジタル相の事務所が「本当に単独で行ったのか。選対は本当に知らなかったのか」と、ただす場面があった。
今回の問題は、牧島氏の事務所関係者が、動画サイトに進次郎氏に好意的なコメントを投稿するよう依頼していたというもの。進次郎氏は「私が知らなかったこととはいえ、最終的には私の責任。こういったことが2度と起きないよう、最後まで緊張感を持って取り組みたい」とあらためて述べた。
そこで安部氏が「こういうことは良くないこと。民主主義において行われるのは良くない」と指摘した上で「牧島さんの事務所が単独で行ったということは、僕は本当に? という感じがしている。選対あたりからの指示があって、それを広報の責任者として実行部隊として動いて行くというのが基本的なやり方だと思う」と、牧島氏の事務所だけでなく、組織としての指示があったのではないかとの見方を示した。
「進次郎さんまで(指示についての情報共有が)行っているものだったかは置いておいて、本当に牧島さんだけしか知らなかったのかと。それはないだろうと思う」との私見も示し「牧島事務所だけが悪かったとなれば、(牧島氏は)次の選挙でも厳しくなる。本当に彼女の事務所単体の問題でした、というまとめ方が正しいのか、違和感があるんですけど」として、選対としての関与がなかったか、事実関係をただした。
これに対し、進次郎氏は選対の指示の有無には直接触れず「私のことを支援している議員のもとに、他の支援している議員から問い合わせがあった時、(牧島氏の事務所側が)例示した表現の中に行きすぎた表現があったというのが事実です」と主張した。「最終的には私は知らなかったとはいえ、私の責任。最終的にはご本人から、これ以上政策論議に水を差すわけにいかないということで、担当から引きたいということもあり、これ以上2度と同じことが起きないように徹底しています」と、牧島氏の辞任の経緯に触れるにとどめた。
番組には小林鷹之・元経済安保担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗・前経済安保担当相(64)も出演した。