元自民党衆院議員の金子恵美氏(47)が4日までに自身のYouTubeチャンネル「金子恵美チャンネル」を更新。自民党総裁選(4日投開票)に立候補している小泉進次郎農相(44)の陣営内で、同氏を称賛するコメントの参考文例を示しながら「ニコニコ動画」に投稿をするよう要請が行われていた「ステマ疑惑報道問題」をめぐり、この件が報じられた後の小泉氏本人を含む陣営の対応に怒りを表明した。
この問題は25日発売の「週刊文春」報道で表面化。小泉氏は9月26日の閣議後会見でこの件について報道内容を認めて謝罪。「私自身は知らなかったこととはいえ、総裁選がかかわることで、申し訳なく思う」などととし「再発防止を徹底し、引き続き緊張感をもって総裁選に臨んでいく」と引き続き、総裁選を目指していくことも表明した。また、当該議員について、同じ神奈川県選出の牧島かれん前デジタル担当相と報じられているが「そう報告を受けています」と認めた。牧島氏は「私の事務所の判断で参考例を送ったが、私の確認不足で一部行き過ぎた表現が含まれた。申し訳ない」と文書でコメント。26日、小泉氏陣営で務めていた広報班班長を辞任する事態となった。
牧島氏の真面目な政治姿勢などをよく知るという金子氏は自民党総裁選投開票前日の3日、「小泉進次郎陣営”ステマ問題” 陣営の対応に金子恵美激怒!」というタイトルで更新した動画で「(小泉氏陣営の選対本部長である)加藤(勝信財務相)さんも、進次郎さんも、“本当にこの問題、牧島さんだけなんですか?”と(思わなかったのか)。進次郎さんも同じ神奈川であれば、牧島さんの性格とか、議員としての日ごろの活動を見ていれば、“ん?”って思ってもおかしくないはずで、“本当に牧島さんだけでやったのだろうか?”と思わなきゃいけないし、問題発覚した時の対応としてトップ(進次郎氏)も、そして責任者の(加藤)本部長も、甘いですよね」と厳しく指摘。
「もしかして中枢の人が“これ、牧島さんがやったんです”と言ったとして、“本当にそうなの?”の確認もしてなかったし、確認しなかったとしても、“これ、牧島さんだけの問題にしてもいいのか?”って思わなきゃいけないはずなんですよね。これって陣営全体の問題じゃないのか、って。そんなことも分からないのかと。それで結果、報道上、牧島さんだけが独断でやって、”首謀者“というか主体的にやったみたいな(状況になっていて)、”マジで許せないな”って本当、私思ってですね。ここ数日間、本当に不愉快というか、イライラ、モヤモヤしてたんです。で、1人の牧島さんという優秀な女性議員が”ステマ“というレッテルをはられて、次の選挙だって戦わなきゃいけないんです。これまで真面目にやってきた彼女にとって、なんでこんなことで巻き込まれなきゃいけないんだ、と。自分の選挙を左右するような大ごとに巻き込まれたというか、本人のせいにされるという…友人の1人としても非常に不愉快であります。彼女は優秀でもあるし責任感強い人なんで、選挙終わるまではたぶん静かにしてるのだと思いますけど…」と小泉氏陣営の対応などに怒りをにじませた。
そして金子氏は「もう1つ、進次郎さん自身が“解党的出直しをする”、“自民党を新しく生まれ変わらせて国民の皆さんに信頼される政党にしていくんだ”と出馬の時にも言っていたはずなんですけど、こんな昔ながらの“トカゲの尻尾切り”をして何事もなかったように自分の選挙のことだけを考えて、犠牲者を出しても何とも思わないなんていうことをね、昔っぽい、自民党ぽい…こういう手法で今後もやっていかれるのだとしたら、“解党的出直し”なんて難しいですし、“そういうことをしない小泉進次郎さん”にたぶん国民の皆さんは期待しているはずなんですが、“新しい自民党”を作るどころか、ものすごい“先祖返り”なことをしているっていうことに大失望している、…わたくしは1人であります。牧島さんの次の選挙への影響がとにかく心配ですが…この後総裁に決まったとしてもちょっとケチがつくんじゃないですか?っていうところは考えた方がいいと思いますし、どこが“チーム”だ、っていう感じですよね。誇れるチームって言っておきながら、思いっきり大切な人を簡単に切るところが“誇れるチームです”なんて小泉さん、本当に心の底から言えますか?と思いますし、牧島さんを良く知っているんだろうからなおのこと、胸に手を当ててチームの一員にしたことはこれで良かったのか、ということを考えてもらいたいなと思いました」などと終始、厳しい口調でぴしゃりと述べた。