将棋の福間香奈女流6冠(33)が6日、大阪府高槻市の関西将棋会館で行われた第67期王位戦予選で、浦野真彦八段(61)を破り、プロ棋士相手の直近公式戦成績を10勝5敗(勝率6割6分6厘)とし、プロ編入試験を受けるのに必要な「最近の公式戦で10勝以上、かつ勝率6割5分以上」の条件を満たし、2度目の受験資格を得た。
終局後、取材に応じた。主な一問一答は以下の通り
-プロ編入試験の資格を得た感想は
福間 勝率を上げることができて充実感があった。1つのことを達することができ、よかった。
-現時点では受験するかどうかは保留
福間 女流タイトル戦と平行してやっていかなければいけないので、出産を経て、家のこと、対局日程と現実的にやっていけるのかどうかを考えないといけない。私の気持ち1つで、受けるかどうかは分からない。体調面も考慮して決めたい。
-1カ月以内に申請する必要がある
福間 自分の中では充実しているので、前向きに検討したい。
-結婚、出産を経て今年2月に復帰。前回の資格獲得時と比べると
福間 精神的に強くなれたかなと思う。一方で妊娠・出産の期間は将棋の勉強ができなかったので、棋力が落ちていることを感じる。バランスを取るのが非常に難しい。
-22年、前回の編入試験で不合格になった際は「最後の挑戦といったところだった」とコメントされていた。心境の変化があったのか
福間 心境の変化はないが、将棋をやる上で、強い方と将棋を指すのが一番の醍醐味(だいごみ)だと思っている。そういう方と戦いたいという気持ちは強い。
-子育て、将棋を両立しながら高勝率で勝ちを重ねている
福間 幸運な勝利もあるが、出産してからは家族の支えがないと対局ができない。感謝というところで将棋への向き合い方が変わってきた。いままでは自分のためにがんばってきたが、子どもが生まれたことで、家族のためにという心境の変化もある。