読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。自民党総裁選で勝利した高市早苗総裁(64)が発足させた新執行部の顔ぶれについて「これほどあからさまに、自分以外に投票した人を一切入れないというのは、なかなかない」と指摘した。
高市執行部の党4役には、総裁選勝利の立役者とされる麻生太郎副総裁(85)が率いる麻生派の鈴木俊一幹事長や有村治子総務会長のほか、高市氏と総裁選を戦ったものの決選投票では高市氏に投票した小林鷹之政調会長、高市氏陣営幹部の古屋圭司選対委員長が入った。また、麻生氏と近く、決選投票で高市氏に投票した茂木敏充元幹事長の側近、鈴木貴子衆院議員が広報本部長に就任したが、小泉進次郎農相や林芳正官房長官や両氏を支援した議員は、党の主要役員には起用されなかった。
橋本氏は、新執行部の顔ぶれについて「ある程度、覚悟してやったんでしょうね」と評した。その上で「麻生さんの力を借りずして、政権運営はできないと。しかし、私の経験から言うと、これほどあからさまに、自分以外に投票した人は党4役に一切入れないというのは、これはなかなかですよ」と述べた。
「当然ながら、反発(されること)も予想しながら」として、旧安倍派の裏金事件に関係した萩生田光一氏を幹事長代行に起用した人事にも言及。「旧安倍派で応援してもらったから、外せなかったのか。恐らく、公明党から反発が出るだろうし、野党からもことあるごとに国会で言われるということを、覚悟なしにはできない。ある時点で腹をくくったということがいえるかもしれない」と、口にした。
「ただ、そのことで足を引っ張られると、ものごとが進まない。なぜ、例えば、萩生田さんを1回休ませるようなことをしなかったのかと、普通に思いますよね」とも述べ、萩生田氏の起用には疑問を示した。