立憲民主党の安住淳幹事長は15日、日本維新の会、国民民主党との3党幹事長会談後に国会内で取材に応じ、首相指名選挙の対応をめぐり15日午後に3党の党首会談を行う方向になったと明らかにした。立民の野田佳彦代表、維新の藤田文武共同代表、国民民主の玉木雄一郎代表の3人だけで行うとも述べた。
国民民主の榛葉賀津也幹事長からは、立民側に対し、「政権を取る場合の枠組みの明示」を示すよう要請があったほか、<1>安保法制についての見解<2>憲法の緊急事態条項への見解<3>原発政策への姿勢という政策3点に関して、党の見解の開示を求められたという。
安住氏は「私からは逆に玉木さんに、『年収の壁』の178万円まで引き上げることについては、考え方はいいのだけれども、財源となる7~8兆円について、去年は『与党で考えろ』というような話だった。今回は与党を目指しているので、この財源をどう考えているのか、聞かせてもらいたいということを(榛葉氏に)申し上げた」と述べた。維新にも、社会保障改革に関する進め方の説明を求めたとし「今回の政局がどういう形になるか分からないけれど、先のことまで考えると、こういうことは議論したいということだった。私も大賛成ですと応じた」と述べた。
野党統一の首相候補選出に意欲的な立民に対し、「候補者の1人」とされている玉木氏は、「基本政策の一致」を強く求めている。この日の会談で、首相指名候補をどうするかという具体的な話はなかったというが、「たぶん、(政権の)枠組みについてどう考えているか聞かせてほしい、という中には、じゃあだれですかという話になる可能性はあると思う」と述べた。
その上で「ここまでくると、それぞれの代表の判断。いよいよ(21日予定の理事国会召集まで)1週間ですから、いずれにしても一発で過半数をとれないとなれば決選投票に行く。それそれ独自対応するのか、組み合わせを決めて首班に臨むのか、党首間での話の後で、指示があると思う。それを待ちたい」とも語った。
「疑念点とか、(国民側が)問題意識を持っているところについて(立民に)聴きたいということだろうから、何でも答えます。もちろん」とも口にした。
臨時国会召集まで時間が迫っている中、15日の野党党首会談は、混迷政局の今後を占う上で、1つとヤマ場となる、15日の1回の会談で首相指名選挙に関して結論を出せるのか、という質問に、安住氏は「1日1日変わるから、明日にならないと分からない。明日は明日の風が吹く。先週の今ごろも、公明党のみなさんもこうなるとは思っていなかったはず、ふたを開けてみるまで分からない」と述べるにとどめた。