政治ジャーナリスト田﨑史郎氏は16日夜に放送されたBS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時30分)に出演。21日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙をめぐり、日本維新の会が自民党との政策協議を始めたことで、首相指名に向けた野党統一候補実現への機運が一気にしぼんだ国民民主党の玉木雄一郎代表の「恨み節」について、コメントした。
維新は15日、立憲民主党、国民民主党と3党野党党首会談を行い、国民の玉木雄一郎代表を念頭に置いた野党統一候補による首相指名選挙への対応を協議。この時、維新の出席者は、国会議員団の藤田文武共同代表だった。しかし野党党首会談後、急きょ上京した吉村氏と高市氏とのトップ会談が、急きょ実施されることになり、この場で吉村氏は高市氏から連立政権参加や首相指名選挙での協力要請を受け、自民との間で政策協議を16日から始めることで合意した。吉村氏は、協議がまとまれば、首相指名選挙で高市氏に投票すると明言。「高市首相」誕生の可能性が一気に高まり、はしごを外された形の玉木氏は、維新の動きについて15日の自身のYouTube番組の中で、「二枚舌みたいな感じで扱われて残念だ」と発言した。これに、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)が「他党を批判するより、自党の政策をどうやって実現するのかに注力された方がいいのではないか」と、皮肉交じりに苦言を呈する事態になった。
田﨑氏は、こうした流れについて見解を問われ、「玉木さんはくやしいんでしょう」とポツリ。自民と維新の政策協議がまとまり、維新が連立に加わることになれば「高市政権は、対国会では安定政権になる。ということは、野党の存在価値が減る」と指摘。「部分連合でいろいろ要求を(与党に)のませてきて、存在感を高めてきた国民民主ですが、その部分が(与党と)取引できる環境ではなくなるので、くやしいんだと思います」と、玉木氏の心情を推測した。