「長い眉毛」トレードマーク 村山富市元首相が死去「電波少年」で松村邦洋に切らせる懐の深さも

村山富市元首相は政界引退後も引っ張りだこだ。劇団ニュースペーパーの公演にゲスト出演し、万雷の拍手を浴びた

自社さ政権で第81代内閣総理大臣を務めた村山富市(むらやま・とみいち)元首相が17日、死去した。101歳。大分県出身。有力政治家になっても庶民的なイメージだった村山氏は「トンちゃん」の愛称で親しまれ、好々爺(こうこうや)然とした風貌(ふうぼう)で、老若男女問わず人気があった。

長いまゆ毛がトレードマークとして知られた。社会党委員長時代には、当時放送されていた日本テレビ系の人気バラエティー番組「進め 電波少年」が、タレント松村邦洋がはさみを持参して社会党本部をアポなし訪問し、村山氏にまゆ毛を切らせて欲しいとお願いする仰天企画を放送。当初、村山氏は難色を示したものの、最後には松村にまゆ毛を切らせる懐の深さをみせ、大きな話題になった。

そうした人気を受け、社会党側は村山氏の首相就任後、色紙やテレホンカードに加え、白いふさふさのまゆ毛が印象的な「トンちゃん人形」(1個1800円)を製作することが明らかになると、CNNやAP通信など海外の大手メディアにも取り上げられる「世界的ニュース」になった。歴代の首相とは違った形の、独特の存在感があった。

◆村山富市(むらやま・とみいち)1924年(大13)、大分市生まれ。明大専門部卒。大分市議、県議を経て1972年に衆院初当選。1993年に社会党委員長に就任、その後社民党初代党首に就任。1994年4月に自民、さきがけとの連立政権で第81代内閣総理大臣に就任。2000年6月、政界引退。当選回数は8回。社民党名誉党首を務めた。

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