「吉村さんは自民にだまされちゃうのでは?」立民代表が吉村洋文氏の議員定数削減要求で私見

立憲民主党の野田佳彦代表(2025年9月撮影)

立憲民主党の野田佳彦代表は17日、テレビ朝日系「大下容子!ワイドスクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。日本維新の会の吉村洋文会長(大阪府知事)が、首相指名選挙への自民党への協力と連立政権入りをめぐり、持論の国会議員の定数削減を求め、21日に召集され、会期は58日間となる見通しの臨時国会での法案成立を求めていることについて「できるわけないじゃないですか!」と声を荒らげた。

自身が首相時代、定数削減を争点に衆院を解散し、敗れた後も、自民党政権は大幅な削減には応じなかったとして、吉村氏は「(自民党に)だまされちゃうんじゃないですか」と、指摘した。

議員定数削減をめぐっては、国会議員全員に関わる話でもあり、自民と維新の協議で結論を出そうとしている吉村氏の主張には批判の声が出始めている。野田氏は「定数削減の議論自体は悪くないと思うが、私は定数削減(の議論)については経験者。安倍晋三元総理との党首討論で、議員定数の削減をしましょうと合意をしていただいた、ゆえに衆議院を解散したんです」と、2012年11月の党首討論を回顧。「でもそれだけでは心配だったから、文書を交わしている。翌年の通常国会ではしっかりまとめて議員定数を削減しましょうと。お互いに、数十の定数削減を選挙公約で言った故に、数十単位で合意できるものと思って衆院を解散したが、文書まで交わしていたのに(自民党は)守らなかったじゃありませんか」と主張した。

「今回も恐らく、維新のみなさんと連立したいという思いから、自民党がどういう回答をするかどうか。でも回答をしたとしても、約束を守るとは限らないということは、よくテイクノート(細心の注意を払う)しておいてもらわないといけない」とした上で、吉村氏に「だまされちゃうんじゃないですかと」と、吉村氏にクギを刺した。

一方、臨時国会の会期は12月17日までの58日間しか予定されない見通しであることや、吉村氏が衆参で約700人いる国会議員の1割の議員定数削減を訴えていることを念頭に「しかも、臨時国会は58日間ですよ。国会議員の1割削減でしょ。それをどうやってやるか。与党案をまとめるのも大変ですよ。それを、野党案にも共有して、59日で、できるわけないじゃないですか!」と怒りをにじませた。

臨時国会の課題について「物価高対策もあるし補正予算、ガソリン暫定税率(廃止の議論)もある。58日で、えいや、で数十の定数削減ができるわけがないでしよ」と、経験者の立場からあきれたように語った。

「もしやりましょうと自民党が言ったら、それは絶対うそだと思いますよ。だまされちゃいけない」と、厳しく語った。

また「(そもそも)政治資金の問題は決着がついていない」として、「その問題を置いといて、議員定数削減を次の臨時国会でと言ったら、お店を広げすぎだ」と指摘。「政治資金規正法の宿題をクリアしてから、次の公職選挙法のテーマ(議員定数削減)にいくべきで、(自民党が)順番を入れ変えてしまう可能性があり、慎重な判断をしほしい」と、クギを刺し続けた。