日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は20日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に大阪市から中継で生出演。自民党に合意を伝えた連立政権樹立をめぐり、高市早苗総裁が21日の首相指名選挙で首相に選出された場合、維新の遠藤敬国対委員長(57)が首相補佐官に起用される見通しが出ていることについて「ぼくは適任だと思っている」と評した。
遠藤氏は、与野党や霞が関官僚にも深いパイプを持つ、「最近の野党議員ではかなり珍しい存在」(関係者)で知られる。今回の維新の連立入りに関して、自民党の高市早苗総裁が頼ったのも、遠藤氏だと言われている。
遠藤氏は秋田犬保存会の会長でもあり、第2次安倍政権下の18年5月には、安倍晋三首相(当時)のモスクワ訪問に同行。同年の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)女子フィギュアスケート金メダルのアリーナ・ザギトワ(当時15)への秋田犬贈呈式にも立ち会い、「マサル」と名付けられた秋田犬を贈ったことでも知られる。
また23年11月には、国民民主党の玉木雄一郎代表や自民党の小泉進次郎農相ら超党派の国会議員とともに、国会内でのデジタル機器使用のルール見直しに向けて動き始めることを、会見して明らかにしたこともある。
吉村氏は、国内外や与野党に幅広い人脈を持つ遠藤氏の首相補佐官起用に関して問われ、「人事ですから最終的には総理の判断になるが、遠藤さんは、非常に幅広くさまざまなところに関係を持っている」とした上で「我々(の連立政権入り)は公約実現が目的です。政策実現を考えた時、官邸との連携、省庁との連携、自民と維新の連携などで、パイプ役が必要になる。遠藤国体委員長(の首相補佐官)は適任だと、ぼくは思っている」と歓迎した。
吉村氏はこれに先立ち、20日午前、高市氏に自ら連絡し、連立政権樹立に合意する意向を正式に伝えたと明らかにした。この日午後に上京し、午後6時から国会内で高市氏との間で正式な合意文書の調印に臨む予定だ。