鈴木憲和農相が27日、テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。生放送で元テレビ朝日社員の玉川徹氏(62)に対し、「東北出身の玉川さんはいいこと言っていただけるな」と激賞した。
現役閣僚の鈴木農相は生放送のスタジオに訪れて、直接質問に答えた。まず玉川氏から「兼業農家が8割ですよ。で、専業農家2割しかいない。耕作面積の6割、わずか2割にすぎないところが耕作面積を担っているんですね。日本のコメ生産をどう守るんだ、って視点がメディアでも欠けてるんじゃなかなと僕は思う。兼業農家が守られるとなると高コストのコメづくりになっちゃう。離農者が増えて耕作放棄地が増えていく。日本の農政がダメになっちゃう。今、もうギリギリだ、と。危機感に基づいて“増産”と言う言葉つくったということ。だから、大臣におうかがいしたいのは、元に戻すんですか、と。石破首相、小泉氏の前のそういう従来型のコメって産業を強くできなかった農政に戻すんですか」と質問を受けた。
「東北出身の玉川さんはいいこと言っていただけるな、って今、思いました」さらに「私は元に戻したいと思っていません。これは何を言いたいかというと、元に戻すということは、農林水産行政について、どういう言葉一番聞かれるかと言ったら『コロコロ変わる』って言葉なんです」と長期的な政策への一貫性に乏しいことだったと素直に話した。
続けて「今年、石破総理が『増産』とおっしゃって、私が『需給に応じた生産です』と言ったこと転換ととらえられたら、それはそれでみなさんの捉え方次第だと思いますが、ただ私はどう変えていきたいかと言ったら、先をちゃんと示していくということです。10年先がこうなる、だからこっちに向かって徐々にこういう風に生産現場をこっちに行きましょ、ということが、いままでそういうことが農林水産行政の現場で残念ながら正直、私はなかったと思います。来年どうしよう、再来年どうしようばっかり発信をしてきました。そうするとまた要件が変わったのか、また制度が変わったのか…で勉強するのが大変なんですね。そういったことをなるべくしなくて済むような、先を見通せる農政、10年先もつくっていくってことをやりたいと思います」と明言した。
すると玉川氏から「端的におうかがいしたいのは、兼業農家という票を守ってきたんじゃないか、と。農業を守るんじゃなくてね。そういう風に僕にはうつっちゃうんですよ。これは守るべきは何だと。大臣は守るべきは何だと考えているのか。二択でいいです」と再び問いかけられた。
鈴木氏は「守るべきはこの国の食料生産です。もう、以上でも以下でもありません。私は票のためにするということは一切いたしません、はい」と断言した。