クマの脅威は、スポーツ界にも影響を及ぼしている。J3福島ユナイテッドFCは29日、練習で使用する福島市大笹生の十六沼公園近くのクマ出没の情報を受け、サポーターの安全を最優先するため、サポーターの練習見学、ファンサービスを中止した。練習は実施した。
クラブによると、クマ出没情報を受けた見学中止などの措置は初めて。27日午前4時半ごろ、十六沼公園の天然芝コートのすぐ横を通る道路で、クマの目撃情報があった。天然芝コートは普段の練習会場で、多くのサポーターが見学に集まり、選手たちと交流を深めてきた。しかし、クマの出没を受け、安全確保の観点から、練習が再開する29日から、サポーターの見学について中止を決定。クマの行方は分かっていない。
福島市内の今年のクマ目撃件数は29日までに298件に上っている。市農業企画課によると、「例年は90件程度」だといい、今年はすでに3倍を超えるペース。しかも「例年は9月下旬から10月上旬には冬眠で山に帰るが、今年はまだその兆しがない」と警戒を強めている。福島ユナイテッドFCでは、今後の対応について「社内で協議している」といい、練習見学再開のめどは立っていない。