辻元清美氏、高市氏巡り「男に媚びてきた、女の敵は女、どれもミスリード」本質論語りX賛意多数

辻元清美氏(25年7月撮影)

立憲民主党の辻元清美参院議員が30日までにX(旧ツイッター)を更新。米トランプ大統領の来日をめぐっての高市早苗首相の対応について私見を述べた。

「高市総理のトランプ大統領への接し方について、様々な論評がなされている。高市総理を批判する投稿に対し、『男に媚びてきた』『女の敵は女』『ジェンダー議論の〈代理戦争〉』など様々な意見が相次いだ。どれもミスリードだと思う。検証すべきは『この局面、外交上どんな〈ふるまい〉が適切だったか』だ」と書き出した。

「関税交渉、対米投資。非常に厳しい課題が突きつけられている中、高市総理がトランプ大統領を相手に、全力で信頼関係を築こうとしていたことは伝わってきた。準備期間も短い中で大変だったと想像する。疑問だったのは、アメリカ=他国の空母に乗り込んで、まるでエキサイトしているかのように見せた高市総理の『ふるまい』だ」と指摘した。

「『タフな交渉を終えて、気が緩んだのでは』という意見もあったが、アメリカの原子力空母の上で、トランプさんを隣に気が緩む人がいたら逆にすごい。本人ではないので断定はできないけれど、高市総理にとってあれが『外交上の最適解』だったと考える方が自然だろう。つまり、考え抜いた末での選択であればこそ問題なのだと思う」と指摘した。

「今回の日米首脳演説、注目していたのは国内だけでない。近隣諸国をはじめ世界から強い関心を持って見られていた。所信でも強い言葉で安全保障政策を語った高市総理の、米原子力空母上での『防衛力を抜本的に強化』宣言は、世界にどのようなメッセージを送ったのか。『多角的な外交・安全保障』をうたう日本にとって、これが果たして『国益』のためによかったのかどうか疑問だ」と投げかけた。

そして「外交の原則は、相手が大国であってもそうでなくても同じ。ホスピタリティの精神を持ちつつ、他国からも対等の関係に映るような姿勢を保つことだ」とした上で「他国の空母の上での振る舞いは、世界にどういうメッセージを送るかを考えて、一挙一動、細心の注意を払うべき局面だと思う。高市総理が尊敬するサッチャー首相だったら、どうしただろうと考える」と記述。

続けて「さて仮に、小泉防衛大臣が同じ『ふるまい』をしたらどうだろう。『軽すぎる』『誤ったメッセージを送りかねない』と批判されても、『だから男は』とはならないし、批判の声が『男の嫉妬』ともならないだろう。圧倒的に男性中心の仕事場に長くいて、『女の敵は女』『だから女は』的なレッテルが、女性・男性を問わず健全な議論を封じる場面を見てきた」と記し、最後に「外交と安全保障のリアルこそ議論しなくては」と締めくくった。

辻元氏の投稿に対し「すごい人だと思う。政治家としての同志へのエールでもあると思う。こういう議論ができる政治家がいることを大事にしなきゃいけない」「意見に同意不同意は別にして、この件に対して立憲民主党議員の投稿でまともと思える投稿を初めて見た」「やっぱり辻元先生はすごいな…政治的に正反対のライバル相手になかなかこんな冷静な分析は出来ないものだが、やってのけている」などと書き込まれていた。