静岡県伊東市議会の臨時議会は31日、今年6月以降、学歴詐称問題を指摘され続けた田久保真紀市長(55)に対し、9月1日に続き2度目の不信任決議案の審議を行い、賛成多数で可決した。
これを受け、田久保氏は市長を自動失職した。
市議会では、不信任案に賛成の立場の市議が「職にとどまり続ける態度は、自身の置かれた立場を全く客観視できていない。伊東市民を侮辱するものにほかならない」などと指摘。10月19日投開票の市議選で田久保市長の支援を受け当選した元航空自衛官の片桐基至氏は、反対討論で「たとえ不信任決議に反対するのが私だけでも、市民の声を拾い上げるのが責務だ。市長の資質批判に終始する議会側の姿勢は、権限の乱用でしかない」などと訴えたが、採決では20人の市議のうち19人が賛成し、失職が決まった。
失職が決まった瞬間の田久保市長は、うっすら笑みをたたえながらも硬い表情で口元を引き締めたまま、自席から議場を見つめていた。傍聴席から拍手が起きる場面もあり、田久保氏はその時は、拍手の方向に向けて不機嫌そうな硬い表情で視線を移す場面もあった。
田久保氏は5月29日の市長選で初当選したばかりだった。10月19日投開票の市議選では、9月の不信任決議に賛成した前市議18人が再選されていた。田久保氏の後任を選ぶ市長選は、50日以内に行われ、今年12月に行われる見通し。田久保氏が再出馬するかどうかが今後の焦点となる。