国民民主党の榛葉賀津也幹事長は31日の定例会見で、党が長年訴え続けたガソリン税に上乗せされる暫定税率の廃止が年内に実現する見通しとなったことについて「万感胸に迫るものがあるね。感無量です」と述べた。
榛葉氏は「(年内廃止に向けた与野党の)協議は今日が大詰めだが、おおむね、我々が求めた年内の暫定税率廃止が実現しそうな状況」とした上で、「結党以来この問題を訴え続け、昨年12月21日の(自民、公明両党との)3党幹事長合意。いろいろなことがあったが、この問題を訴え続け、サインをした当事者として、やっとここまで来たかという思い」と述べた。
質疑応答で、廃止に伴う財源についての考えを問われると「財源論の前に」と、断った上で「万感胸に迫るものがあるね」と口にし、これまでの党の主張に言及。「野党各党が裏金問題、政治とカネ一色で自民党を追及している時に、我々はそれを封印し、(年収)103万円の壁(の178万円への引き上げ)と、ガソリン税暫定廃止を、『絶滅危惧政党』と言われ政党支持率が四捨五入でゼロの時代から、対決より解決で批判もあったけど、これを訴え続けた」「昨年12月に幹事長合意にこぎつけ、それでも(自民党に)のらりくらりとやられ、予算にも賛成し、我々も退路を断って勝負した」と、これまでの流れを振り返った。
新たな自民党執行部や片山さつき財務相が「真剣に我々に向き合ってくださった」と述べた上で、「SNS上で『国民民主党頑張れ』という声がありましたが、見えないSNSの世界からじわじわ応援が広がって、やっと(年内廃止の)約束通り、ここまできた」と謝意を示しながら、「我々が約束した年内のガソリン暫定税率が、あと1歩のところで結実するというのは、本当に感無量です」と、物価高騰対策として長年訴えた公約の「結実」に、感極まったような表情で語った。
榛葉氏の会見終了後、この日断続的に続いてきた与野党6党による実務者協議で、12月31日のガソリン暫定税率廃止が、正式に決まった。