元衆院議員で米国政治に詳しい中林美恵子・早大教授は1日、日本テレビ系「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に出演。就任直後から米国、中国、韓国の首脳らと会談し、怒濤(どとう)の外交ラッシュを無難にこなした高市早苗首相の外交コミュニケーション力を評価した。
高市首相は10月28日に日米首脳会談、同30日に日韓首脳会談、同31日に日中首脳会談と、立て続けに臨んだ。中林氏は「今回は顔合わせですから、ある意味、これほど顔合わせがうまくいくというのはなかなかないし、失言も出ていませんし、それがないだけでも本当によかった。これだけ怒濤の外交の中で、波に乗るように、というところがありました」と指摘した。
一方で「しかしながら、これが今後どういうふうになるのかが、鍵で」と、今後の各国首脳との関係については、冷静な見方も示した。
中林氏は、「なぜ首脳同士が仲良くしないといけないのかというと、これからいろんな要求がありますし、世界秩序が変わっていく。その中で、日本が不利な立場に置かれないよう、無理筋の要求が次から次へと出てこないように、あるいは出てきた時に、押し返すことができるように、個人的な関係というものを保険のようにつくるのが今の(必要な)状況」と、高市首相に求められる立場を指摘。「今回、うまくいったかのように見えたけれど、これで日本の国益にそぐわないものをしっかり押し返していけるような人間関係でないと、その先の意味はないということ」と、厳しい見方も忘れなかった。
中林氏はその上で「今回は、いい滑り出しだったということ」と強調した。