JTBとJR東海は1日、東海道新幹線を利用した東京~京都間の手荷物当日配送サービス「LUGGAGE EXPRESS」を開始した。
東京の宿泊施設で預けた荷物を提携する配送業者の協力で、その日のうちに京都の宿泊施設で受け取ることができるシステム。スーツケースなどの大きな荷物の持ち運びから解放され、より身軽で自由に新幹線移動ができるという利点がある。
日本政府は一昨年3月に閣議決定された「観光立国推進基本計画」で、2030年の訪日外国人旅行者6000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円という目標を掲げた。観光庁によると、昨年の訪日インバウンド市場は8兆円を超える規模まで成長しているが、その一方で旅行者の一極集中への対応、受け入れ整備の急務といった課題も出ている。
特に解決すべき問題の1つとして、「大型荷物」が挙げられている。列車にバスに大きなスーツケースをいくつも持ち込み、一般利用者の指定席を勝手に占拠したり、通路に置いて邪魔になるケースも目立つ。これらの課題解決と、より楽しい観光体験のため、手荷物当日配送サービスを共同で開発した。
このサービスでは都内の一部の宿泊施設と京都市内の一部の宿泊施設で、御膳9時までに預けた荷物を当日午後6時または午後9時までに受け取る。配送料金は当日午後9時着のレギュラー便1万3200円、同6時着のエクスプレス便1万6500円(いずれも税込み)。
まずは京都がテストケースとなる。今後は大阪など、ほかの地域での同様のサービス展開も視野に入れている。