高市早苗首相「手段は選ばない」拉致問題解決に強い決意 北朝鮮側にすでに首脳会談打診と明かす

拉致被害者の即時帰国を求める国民大集会であいさつする高石早苗首相(撮影・中山知子)

高市早苗首相は3日、東京都千代田区で開かれた拉致被害者の即時帰国を求める国民大集会に出席し、「拉致被害者の方々の命と、国家の主権がかかったこの問題に対し、私は手段を選ぶつもりはございません」と、強い決意を口にした。

「すでに北朝鮮側には、首脳会談をしたい旨、お伝えしています」とも述べ、北朝鮮側に、金正恩・朝鮮労働党総書記との日朝首脳会談の打診を行っていることも明かした。

高市首相の表明に、会場からは拍手とどよめきが起きた。

高市首相は就任直後の先月23日、横田めぐみさんの母、横田早紀江さん(89)ら被害者家族の代表らと官邸で面会したばかり。政府が認定し、まだ帰国が実現していない拉致被害者12人のうち、親世代で存命なのは早紀江さん1人となっている現実を踏まえながら、この時の面会について「もう時間が残されていないという、切迫感をうかがった」と振り返り、「認定の有無を問わず、すべての拉致被害者の方の1日も早いご帰国の実現に向けて。心血を注いでまいります」と訴えた。

その上で、「あらゆる選択肢を排除せず、私の代でなんとしても突破口を開き、拉致問題を解決したい。ご家族のみなさまの切実な思い、痛切な声を胸に、なんとしても拉致問題を解決する。私自身が先頭に立ち、まっすぐに取り組んでまいります」とも述べた。

めぐみさんの弟で、拉致被害者家族会の横田拓也代表はあいさつで、「私たちは、高市総理に全幅の信頼を置いている。密な関係を強化し、拉致問題解決に向けて共同歩調を取りたい」と述べた。