社民党は4日、副党首で沖縄2区選出の新垣邦男衆院議員(69)の離党表明を受け、自党サイトを通じて声明を発表し、「離党届」は無効と主張した。
新垣氏は2日に沖縄県宜野湾市で記者会見し、離党する意向を表明。新垣氏は党唯一の衆院議員。離党届を2回提出しようとしたが、受理されなかったため、10月末に郵送したという。
離党が認められれば、党所属国会議員は福島瑞穂党首ら参院議員2人となる。社民党は7月の参院選で比例代表の総得票数の割合が公選法の規定する得票率2%を超えたため、政党要件は失わない。
社民党は4日、同党幹事長の服部良一氏名義の2日時点での声明を公開。「社民党全国連合や沖縄県連合に記者会見の事前の告知もなく、極めて残念である」とした上で「報道によると10月31日に『離党届』を社民党全国連合に郵送したとの事であるが、党の規約では、所属県連合である沖縄県連合に提出したのち全国連合に県連合から上申することとなっており、今回その手続きがなされておらず『離党届』は無効である。更に、新垣議員は沖縄県連の会議に出席することも説明することもしないとしており、極めて残念である」と記述。
新垣氏の記者会見で明かした離党理由について「『党勢拡大に限界を感じた』『社民党の党勢拡大をしていきたいという思いを持っていた。だが、その思いがかみ合わなかった』『党勢拡大を福島さんに伝えてきたが、本人が応じなかったため』など説明された」とした上で「しかし、社民党は、参議院選挙でラサール石井さんに立候補してもらい、また全党を上げてがんばり、政党要件の2%をクリアし、1議席を獲得した。また、その後も様々な企画を提案し、実行している。党勢拡大のために全党上げて努力し、党を変えようとしている次第である。そのことも新垣議員に提案をしている」と主張した。
そして「10月20日に新垣議員と党首・幹事長と三者で会談し慰留した際、新垣議員から党首宛ての衆院選に転戦して欲しい旨の『意見書』が出された。しかし、党首が衆院選に出馬しないから離党すると言うのはあまりに飛躍であり、残念ながら新垣議員の真意が全く理解できない」とした。
以下、発表全文。
社会民主党幹事長 服部良一
本日午後、我が党所属衆議院議員新垣邦男氏が沖縄県宜野湾市の事務所で「離党表明」の記者会見をされた。社民党全国連合や沖縄県連合に記者会見の事前の告知もなく、極めて残念である。
報道によると10月31日に「離党届」を社民党全国連合に郵送したとの事であるが、党の規約では、所属県連合である沖縄県連合に提出したのち全国連合に県連合から上申することとなっており、今回その手続きがなされておらず「離党届」は無効である。更に、新垣議員は沖縄県連の会議に出席することも説明することもしないとしており、極めて残念である。
記者会見によると「離党」の理由に「党勢拡大に限界を感じた」「社民党の党勢拡大をしていきたいという思いを持っていた。だが、その思いがかみ合わなかった」「党勢拡大を福島さんに伝えてきたが、本人が応じなかったため」など説明された。
しかし、社民党は、参議院選挙でラサール石井さんに立候補してもらい、また全党を上げてがんばり、政党要件の2%をクリアし、1議席を獲得した。また、その後も様々な企画を提案し、実行している。党勢拡大のために全党上げて努力し、党を変えようとしている次第である。そのことも新垣議員に提案をしている。
9月28日、党首は沖縄を訪れ、新垣議員と話し合い、その夜沖縄で沖縄県連の拡大幹事会があり、新垣議員は離党届を撤回し、考えをまとめて意見書案として、県連に出すことになった。
10月13日に沖縄県連で新垣議員の党首は衆議院選挙に転ずるべきだということも含んだ意見書案は、現実性がないとして沖縄県連の意見書として提出することは否決をされた。
10月20日に新垣議員と党首・幹事長と三者で会談し慰留した際、新垣議員から党首宛ての衆院選に転戦して欲しい旨の「意見書」が出された。しかし、党首が衆院選に出馬しないから離党すると言うのはあまりに飛躍であり、残念ながら新垣議員の真意が全く理解できない。
右翼政権と言っていい高市政権が発足し、社民党は軍拡・改憲・人権抑圧の政策に全力で立ち向かっていかなければならない局面において、今回の事態は極めて残念であり、党員・党友はもちろんのこと社民党を支持して頂いてる多くの方々にご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げたい。
社民党は沖縄・南西諸島を再び戦場にさせない強い決意で、今後とも沖縄の皆さんとともに闘っていく。