しんぶん赤旗が維新・藤田共同代表に削除要求 記者の名刺画像など 公金還流疑惑報道めぐり

日本維新の会の藤田文武共同代表(2025年10月16日)

共産党の機関誌「しんぶん赤旗」の日曜版の公式X(旧ツイッター)は4日、同紙が報じた日本維新の会の藤田文武共同代表の「公金還流疑惑」をめぐる藤田氏のX投稿をめぐり、同氏が公開した赤旗記者の名刺画像などの削除申し入れを行ったと明かした。

「日本維新の会の藤田文武共同代表が『しんぶん赤旗』日曜版の記者の名刺画像をインターネットに公表したことを受け、小木曽陽司・赤旗編集局長と山本豊彦・日曜版編集長は連名で4日、藤田氏に対し、公開した記者の名刺画像の削除と謝罪を求める申し入れを行いました」と投稿。藤田氏が自身のXで公表した記者の名刺には、記者個人の氏名、所属、連絡先などの個人情報が記載されているとし、「政権与党の維新の共同代表である貴殿が、自身に批判的な取材をしている記者の名刺をネット上に公表することは、権力監視の報道を妨害し、威嚇するものです。記者個人への攻撃や嫌がらせを誘発する危険性があり、正当な取材活動を萎縮させる効果をもたらします。これは、憲法で保障されている表現の自由と報道の自由を侵害する行為に他なりません」と主張。名刺情報の公開は、「個人情報の無断公開によるプライバシー侵害」に当たるとしている。

その上で「貴殿のX(旧Twitter)アカウントに投稿された、記者の名刺画像を含む投稿を速やかに削除すること」「記者個人の情報を公開したことについて、赤旗編集局および当該記者に対して謝罪すること」「今後、取材活動を行う記者個人を標的とするような行為を行わないこと」の3点を4日に申し入れたとし、11月10日までに、書面にて回答を寄せるよう求め「公開された名刺の削除、謝罪などがない場合には、法的な検討に入ることをご了解ください」と、つづった。

「しんぶん赤旗」日曜版は11月2日号で「スクープ」と銘打ち「維新・藤田共同代表 重大疑惑 公設秘書側に公金2千万円 『身を切る』どころか 身内へ税金還流」の見出しで、公設秘書側への「2000万円還流疑惑」を、電子版で報じた。

一方、藤田氏は10月30日のX(旧ツイッター)への投稿で、疑惑を否定。赤旗側に示したとする回答書の全文を公表しながら、疑惑の指摘内容について6つの項目から反論し「すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行なっているものです」などと主張している。

藤田氏は4日夕、記者会見の場で今回の疑惑について説明する予定。