将棋の福間香奈女流6冠(33)が4日、プロ棋士編入試験を受験することを表明した。日本将棋連盟を通じ、「このたび編入試験に挑戦させていただくこととなりました。全力を尽くします」とコメントを発表した。福間は22年に編入試験を受けたが、不合格となり、2度目の受験となる。
編入試験は新人の棋士5人と対戦、3勝で合格となる。将棋のプロは棋士と女流棋士がいて制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会を卒業するか、編入試験合格が条件。女性の編入試験受験は西山朋佳女流2冠(30)も受けたが、不合格だった。今回、福間が合格すれば、史上初の女性の棋士が誕生する。
福間は10月6日に行われた第67期王位戦予選で勝利し、2度目のプロ編入試験の受験資格を満たした。福間は島根県出雲市出身。女流タイトル獲得は最多の65期を誇る。終盤の鋭さから「出雲のイナズマ」と呼ばれる。不合格後、結婚、出産を経て今年2月に復帰した。
第1局は棋士養成機関の奨励会員として初めて竜王戦の予選で優勝を果たし、10月に棋士となった山下数毅四段(17)と対戦する。第2局以降は片山史龍四段(21)、生垣寛人四段(22)、岩村凛太朗四段(19)、炭﨑俊毅四段(17)に決まった。【松浦隆司】