高市早苗首相は7日、就任後初めてとなる衆院予算委員会に出席し、本格的な与野党論戦に臨んだ。トップバッターで質問に立った同僚の自民党議員からは、ハードワークぶりを心配され「上手にサボりながらやってほしい」と要請されるひと幕もあった。
高市首相は、この日も勝負カラーのブルーのジャケット姿。最初に質問に立った自民党の斎藤健元農相は、女性初の首相就任に祝意を示しつつ「ご活躍をなされることに期待をしているが、心配しているのは、あまりにもハードワークなのではないかということ」と指摘。先月下旬から、ASEAN首脳会議、日米、日韓、日中の各首脳会談、APEC首脳会議に出席した外交ラッシュに加え、帰国後も連日公務や国会審議に追われていることについて「さすがに、『働いて、働いて、働いて…』とおっしゃっているが、正直心配なところがあります」と、新語・流行語大賞の候補30語にもノミネートされた高市首相の発言に触れながら、懸念を示した。
その上で「いいパフォーマンスをするには、休憩も必要。上手にサボりながらやってほしいと、心から思っている」と、アドバイスした。高市首相は自席で、うなずいたり、苦笑いしながら聞いていた。
一方、首相動静によると、高市首相はこの日、午前3時すぎに始動した。議員宿舎から公邸に入り、予算委員会の質疑に備えた秘書官との打ち合わせを、3時間あまり行った。未明からの打ち合わせは、極めて異例だ。高市首相は前日6日は、午後7時すぎに宿舎に戻っていた。