自民党の鈴木宗男参院議員は7日までに自身のブログを更新。全国で相次ぐクマ被害対策をめぐり「まずは適正駆除を行っていくしかない」と訴えた。
6日付のブログに「熊出没による問題が連日報道されているが『今日もどこそこで熊が出た』というニュースが出ている。希少動物なら学術的見地からも取り組まなければならないが、熊、鹿は繁殖力が強く絶滅危惧種ではない」とした上で、「今までも熊により、牛が被害があったりし酪農家は大変な被害を被って来た。私が子供の頃、一年に一頭馬が熊に襲われ、殺されたものである」と、自身の幼少時の経験も踏まえながたつづった。
その上で「今年に入り『人』が危害を受けることになり、ニュースになって来ている。これまでも熊による被害があったことを忘れてはならない」と指摘。「政府、自民党それぞれ対策を講じる組織を立ち上げ、取り組んでいるが特効薬はすぐにはない。先ずは適正駆除を行っていくしかない」とし、課題の1つとしてハンター不足の問題を訴えた。
また「ハンターに対する手当、経費も一般社会常識からは考えられない少額である。今の社会生活にあった手当、経費負担は当然だと思うのだが」と、対応に当たるハンターの処遇改善の必要を強く主張した。
「さまざまな観点から熊対策を考えなければならない。人命を守ることを優先に、その先に自然との共生を考えて行きたいものである」ともつづり、長期的な視点での対応策の必要性もつづった。
宗男氏は5日付のブログでも、深刻なクマ問題に言及。「クマといえば北海道のヒグマで、大きく凶暴性が強いと思われてきた」とした上で、「本州のツキノワグマは小さく、人に危害を加えることはまれと考えていたが、今年になって各地で被害、犠牲者が出ていることに驚きである」と、ツキノワグマによる人的被害が起きていることへの驚きをつづった。
「『自然との共生』と口ではいい、適切な駆除、淘汰をしてこなかったことも今となっては大きなツケとなっている気がしてならない」と私見を示した上で「牛や馬を殺した、クマを駆除したら『可哀想だ』という声が昨年大きく扱われた。可哀想だと受け止める人に、ならば人の命についてどう考えるのか。しかもクマの生態もよく知らないような人が、ただ思い付きで『可哀想』ということに、何か違和感を感じた」「今年に入りクマの被害が多くなり、改めて野生のクマの怖さ、恐ろしさを肌で感じてから受け止めも変わってきている」とし、クマの駆除に対する批判的な意見が、札幌市でこの2年の間に大幅に減少したとする新聞報道を紹介。「世の中、やはり我が身に置き換えて冷静に考えることが必要なことが伝わってくる」とも訴えた。