吉村洋文知事怒る「高市さんに代わって僕が言う」午前3時始動の原因は「野党のギリギリ質問通告」

日本維新の会の吉村洋文代表(2025年10月15日)

日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は8日、日本テレビ系「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に出演。

連立政権を組む高市早苗首相が7日の衆院予算委員会の準備で、午前3時から始動した背景に怒りを示し、「高市さんが言えないから、僕が高市さんに代わって言います。国会の運営の仕方、明らかにおかしいです」と、ぶちまけた。

高市首相は7日午前3時すぎに公邸入りし、予算委員会の答弁の打ち合わせを秘書官と行った。異例の未明出勤の理由を、予算委の質疑の中で、前日の公務終了時に質問通告が終わっていなかったことから役所側の答弁書の作成が準備できておらず、自身も宿舎で膨大な答弁書を受け取るすべがなかったと釈明し「一読もせずに委員会に臨むわけにもいかなかった」と理解を求め、周囲に影響が及んだことも陳謝した。

吉村氏は、高市首相のハードワークについて「本当に体調が心配」とした上で、個人的にも連絡して心配を伝えたことを明かしつつ、午前3時始動となったことについて「高市さんが言えないから、僕が高市さんに代わって言います。国会の運営の仕方は、明らかにおかしいです」と主張。「なんで朝3時になるのかといえば、野党の質問通告が、ものすごいギリギリなんです」と指摘した。

質問通告は、委員会開催日の2日前の昼までに行うよう与野党の申し合わせがあるが、委員会開催日前日となることも多く、開催日前日の午後6時以降のケースも確認されている。省庁は、質問通告を受けてから答弁書を準備するため、通告が遅くなれば遅くなるほど答弁書の作成もギリギリになり、官僚の疲弊にもつながっているとの指摘も出ている問題だ。

吉村氏は「高市さんはまじめな方で、連立合意の時も僕らの政策もめちゃくちゃ読み込んでいた。(答弁書が)あがってくるのがその(遅い)時間帯になるので、その時間(午前3時)にならざるを得ない。こんなの、絶対やめないといけない。もっと前から通告はできるはず」と、一部野党の対応を念頭に批判を口にした。

7日の衆院予算委員会では、立憲民主党の黒岩宇洋議員が、高市首相の午前3時始動に対し「役所の職員だけでなく警備や衛視の方々、約100人くらいのみなさんが待機していた」などと指摘。高市首相は「手伝ってくれた秘書官や、宿舎から公邸までついてきてくれたSPさんとドライバーの方にはご迷惑をかけた」と、陳謝した。吉村氏はこの質疑を念頭に「立憲のどなたか知らないが指摘され、高市さんは謝ってましたが、いやいや違う。あのシステムを変えないといけない。なんで予算委員会の日程が分かっているのに、質問をギリギリに通告するのか」と怒りが止まらず「回答内容を充実させるにも、もっと前に通告させるようにいけない。余裕でできます。国会議員が腹をくくったら」とも訴えた。

「維新はちゃんと(申し合わせ通りに質問通告を)出そうと。午前3時って、働き方改革としてあり得ないと思う」と、質問通告をギリギリまで出さないケースが念頭にあるのか、怒りが止まらない吉村氏は「(三権分立上)高市さんは総理なので言えない。これは国会のルールなので」と述べ、「質問通告を前にしましょうというのも、決めるのは国会。自主性が重んじられており他からは言えないが、でもなかなか(国会は)やらない」と述べ、かねて与野党が主張してきた「国会改革」が進んでいないことにも、疑問をにじませた。