大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(56)が9日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。日本維新の会の藤田文武共同代表(44)の公金還流疑惑について、あらためて私見を示した。
番組では、藤田氏は自身の公設第1秘書が代表を務めるコンサルタント会社へのビラ印刷など業務発注について、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版が「公金還流」疑惑として報じたことを特集。橋下氏は、これまでに藤田氏の行動を「アウト」と批判してきた認識について「変わりません」とあらためて認めると「フェアに言えば、今は禁止ルールはないので、藤田さんの行動は違法とは言えません。ただ、適法だと胸を張って言える話ではなくて、たまたま禁止ルールがなかったから違法にならなかっただけだと思ってます」と補足した。
藤田氏への厳しい批判を続ける真意については「国民の皆さんに公金に対する政治家の姿勢を考えてもらいたかった」と説明。「国会議員ってずっと政治とカネの問題が終わらないでしょ。僕の認識では、国会議員は公金を預かると自分のお金の感覚になっている」と問題提起した。
コメンテーターの岸谷蘭丸からは「橋下さんに個人的にうかがいたくて、これがもし他の政党が同じことをやっていた場合、これぐらいトーンで批判していたか、もしくはOBだから、自分が作った組織だから、という気持ちが強いのかどっちですか」と質問された。橋下氏は「僕は他の政党でも同じトーンでやります」と明言し「野党があまり騒がないのは、同じようなことがあるな、というのをみんな認識しているかもわからない」と主張。すかさず鈴木紗理奈「ですよね」と納得した。
橋下氏は「同じようなことがあったら同じトーンで言うけれども」と前置きした上で「ただね、維新は『企業団体献金は禁止』と言っているわけ」と強調。「維新は政治とカネの問題にはかなり厳しくいくよ、ということを言っているのであれば、例えば、企業団体献金が本当に悪いかと言ったら、悪いかどうか分からないでしょ?お金もらってもちゃんと政治をやればいいわけじゃないですか」とスタジオメンバーに確認しながら「でも、外から見て『それだけお金もらったら政治がゆがめられているんじゃないの?』と疑いから禁止、というわけ。今回も適法か違法かじゃなくて、身内の会社の方に発注をしていたら、それは外にやった方がいいんじゃないの?って、僕はみんなに思ってもらいたい。そういうのが積み重なることで、国会議員は公金に対してもっと厳しい態度になるんじゃないのかな」と持論を述べた。