ノンフィクションライター石戸諭氏(41)が、15日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分、正午=関西地区)に出演。高市早苗首相の台湾有事をめぐる7日の国会発言に言及し、私見を述べた。
高市首相は7日、「台湾有事」について、安全保障関連法の規定において集団的自衛権行使が可能となる「存立危機事態」に該当するかを聞かれた際、中国を名指しして「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」などと答弁した。
これを受け、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とSNSに投稿したことが問題に。中国の外務次官が日本の駐中国大使に、また日本の外務省が中国の駐日大使に、それぞれ抗議したなどと伝えられている。
さらに、中国政府が国民に日本への渡航を控えるよう呼びかけるなど、波紋が広がっている。
一連の問題の発端ともなった質問を行ったのは、立憲民主党の岡田克也議員だった。
石戸氏は、「野党の今の狙いっていうのは、高市さんの安全保障観って、もともとすごく強硬な、割とタカ派的なというところは知られていることなんですけど、それと歴代総理の答弁との矛盾っていうのを、どうやって引き出すかっていうところに…焦点をそっちに絞っちゃってるんですよね。ここはかなり、いわゆる失言っていうのを狙いやすい領域だっていうふうに、もう見極めている」と指摘。
「もともと外務大臣をやっていた岡田さんの質問なので。岡田さんはここが問題発言になるっていうのを分かっていたと思います。それでいうと、立憲の狙いに高市さんの方が、やや強い発言をすることによって引きずり出されたっていうふうに見ることは可能」と述べた。
ただ、「高市さんの発言そのものは、別におかしなことを言っているわけではないんですよ」とも。
「こうなった時(台湾有事)に存立危機事態がどうかっていうのでいえば、歴代の総理は確かにここまで明言はしなかったけども、集団的自衛権の行使条件を考えるっていうことに関しては十分に考え得る事態なので、おかしなことを言っているわけではないっていうことも、また1つのポイントなんです」と語っていた。