膳場貴子、高市首相の発言は「総理という立場で踏み込んでしまった。ヒートアップ招いている」

膳場貴子アナ(2021年6月撮影)

フリーアナウンサー膳場貴子がキャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言について言及した。

高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で、台湾有事が集団的自衛権行使の対象となる「存立危機事態になり得る」と答弁。これに対し、薛剣氏がXで「その汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」などと投稿(現在は削除)したとして、木原稔官房長官が、中国に抗議したことを明らかにしている。一方、中国も外務省などを通じ高市首相の発言について反発するなど、波紋が広がっている。

膳場は番組冒頭「高市政権の発足からまもなく1カ月を迎えます。高い支持率でスタートしたんですけれども、ここに来まして、総理自身の国会答弁をめぐって、中国との関係が急速に悪化しています」と切り出して、この話題を紹介。駒田健吾アナウンサーも「中国の外交官が物騒な言葉で猛反発しました」と伝えた。

高市首相が「従来の政府見解と変わらない」と主張する一方、石破茂前首相が13日の同局系ラジオで苦言を呈したことも紹介。石破氏が「歴代政権は『こういう場合は日本有事である』ということは限定してこなかった。抑止力を高めるために、じゃあ何ができますか、ってことを全部言っちゃったら抑止力にも何にもならない」と語ったことが伝えられた。

膳場は「中国側が日本への投稿自粛を呼びかける事態に至っています」と説明し「発言は以前からの高市さんの持論ではあるんですけど、これまで日本政府がはっきりと言ってこなかった具体的な状況に、総理という立場で踏み込んでしまった、踏み越えてしまったということで、ヒートアップを招いている状況です」と指摘。「国益にも影響が出かねない、具体的な動きへと移行してきてしまっています」と述べた。