玉川徹氏が痛烈指摘 「首斬ってやる」で炎上の中国総領事とグラス米大使の絶賛投稿言葉選びの差

玉川徹氏(2019年7月撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は18日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。高市早苗首相が、台湾有事は集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得ると国会で答弁したことをめぐり、X(旧ツイッター)に「汚い首を斬ってやる」などと投稿した中国の薛剣(せつ・けん)駐大阪総領事の言葉選びに、痛烈なダメ出しをした。

薛剣氏の投稿に、ウイットに富んだ皮肉たっぷりのポストをして、言葉選びのセンスを絶賛されたジョージ・グラス駐日米国大使の投稿を例に、「ストレートな物言いより、(高市首相への)皮肉でも言っておけばよかった」と指摘した。

番組では、7日の衆院予算委員会での高市首相の答弁後、薛剣氏の投稿があり、その後、日中間の緊張関係がより強まった経緯を、中国政治・外交の専門家、神田外語大の興梠一郎教授の解説をまじえてパネルで特集した。

興梠氏は、薛剣氏について「彼自身はそんなに過激な人ではないが、台湾問題に関しては、何か言っておかないと、後で『なぜやらない』と(中国政府に)言われる。日本語ができるからなおさら、強く出ている感じがする」とした上で「仕事でやっている感じがするが、過激にやり過ぎた。まずいとは思っているはず」と指摘。日本の外務省が中国大使館に抗議したことで、投稿が削除されたことが「いちばん大きなポイント。中国側がまずいと思った」と述べたが、日本で「ペルソナ・ノン・グラータ(外交上好ましくない人物)」として国外退去を求める声が強まるなどしたため「どうやって守ろうか、という話になっている」と述べ、今回の両国間の対立は「この問題が、実は根っこ。それでエスカレートしている」と解説した。

問題の解決には時間がかかるとして、両国とも納得できる「落としどころ」が必要との見方も示した。

これに対し、玉川氏は「(薛剣氏は)もともとは知日派というか、親日に近い人だったらしい。そういうふうな人って、北京に『日本側』と見られると困るので、こういうこと(首相発言)があるとなおさら、過激なことを言ってしまうのかもしれない」と推測しつつ「そういうストレートな物言いより、皮肉のひとつでも言っておけば良かった」と述べた。

その上で、グラス氏の投稿に言及。グラス氏は15日の投稿に、日本語と英語で「一足早くクリスマスが来た気分です」「呉江浩駐日中国大使、薛剣駐大阪中国総領事におかれましては、揺るぎない日米の絆を一層深めるためのお手伝いをいただき、まことにお疲れさまでございます。心からの感謝を」などと皮肉たっぷりに記したが、玉川氏は「今のアメリカ大使も、(薛剣氏に)Xで皮肉を述べていますよね。日米の絆を強くしてくれてお疲れさま、みたいなことを書いていた」と述べ、「高市さんは(答弁で)『戦艦』という言葉を使っているが、『中国には大分、昔から戦艦はないんですけどね』くらいの話をしておけばよかったんじゃないですか」と、主張した。