小泉進次郎防衛相に「しまじろうになって」尖閣問題で他党ツッコミ 本人苦笑「他の選択肢を…」

小泉進次郎農相(2025年9月)

小泉進次郎防衛相(44)が20日、参議院の外交防衛委員会に出席し、沖縄・尖閣諸島周辺の領海に中国が侵入している問題で、他党の質問議員から「『しまじろう』になって」と、新愛称とともに毅然(きぜん)とした対応を求められた。

委員会では、日本維新の会の松沢成文参院議員が、日米の防衛政策への質問の中で、尖閣諸島での日米合同訓練実施の可否についての質問した。小泉防衛相は、日米合同訓練の重要性は指摘した上で、尖閣での合同訓練については「さまざまな要素を総合的に考慮した上で、政府全体で慎重に検討していくことが必要」と述べた。

その流れで松沢氏は「大臣、現場を見るべきだと思うんですね。今、尖閣諸島というのは、残念ながら、中国と領土問題で言い合いになってしまっているわけです。日本の領土ですよ。でも、中国はそれに、違うと言って船を出してきているわけですね。やっぱりこれ、前線を視察しないと、最高リーダーは」と提言。「ウクライナのゼレンスキー大統領だって、戦場まで言って視察しているわけですよ。そこで状況を把握して、そして戦場の兵士達を激励して、それで帰ってくるんですよ、それが政治家の役割ですよね」と主張した。

松沢氏はさらに、過去の防衛相にも尖閣視察を依頼したものの、実現に至っていないことを説明。「海上からでもいい、空からでもいい。その状況を見て、射爆撃場も見て、ここで本当にできるのか、これを、現場を見てしっかりと把握して検討する、これが政治家のトップリーダーの役割だと思います」と語ると「小泉大臣、ぜひともですね、おコメ担当で農水大臣をやっていた時は『コメじろう』という名前が付きましたね、あだ名が。今度は『しまじろう』になってくださいよ。日本の離島で危ないところがたくさんあるんです。そういうところに、今まで大臣が来なかったけど、本当に来た、と。行動力すごい、と。『しまじろう』というあだ名が付くぐらいに、尖閣の現場の視察、ぜひとも大臣にお願いしたいのですが、行く勇気と意思はありますでしょうか」と質問した。

これに対し、小泉防衛相は苦笑しながら「もう少し他の選択肢のニックネームも考えていただければという風にも思いますけども」と返答。すぐ真剣な表情になり「私が松沢先生と全く同じ思いのところは、現場を見る重要性、現場主義というのは私も一貫して持っております。ですので、防衛大臣として、日々現場で24時間365日体制でわが国の主権と独立、領土領海領空を守り続ける自衛隊員、そして自衛隊員と協力して連携して現場で守って頂いている海保、こういった皆さんの現場を見るという重要性は、私自身も、しかるべきタイミングで行うべきだろうと思っていますが、尖閣諸島の視察については、現時点で具体的な予定はありませんが、政府の立場に基づいて、適切に判断してまいります」と語った。