和田政宗氏が自民に離党届、政治とカネで「党員みんな苦しんでいる」安倍・菅の元首相には感謝

和田政宗氏(2022年7月撮影)

先月の宮城県知事選で僅差で敗れた、元自民党参院議員の和田政宗氏(51)が20日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党に離党届を提出したことを明らかにし、理由を説明した。

和田氏は「離党届を提出」と報告すると「政治家として育てて頂いた自民党に心から感謝申し上げます。安倍総理、菅総理を始め、ご指導頂いた方々への感謝と共に、痛惜の念に堪えません」と感謝の言葉を述べた。

その上で、離党理由を列記。「県連問題と共に、政治とカネの問題は党の説明と解決がしっかりしていれば、今も引きずられてはいません。罪は罪、一方、道義的責任であればどう解決するのか、白黒決着をなぜつけられないのか。自民党員みんなが苦しんでいます」と前置きし、プレスリリースで発表した理由を3点、あらためて説明した。

(1)【政治とカネの問題】裏金とは何か不記載とは何か、定義のないままに野党やマスコミから問題提起されているが、犯罪と道義的責任について積極的に解決しようとせず、政治の停滞を招いていること。

(2)【県連運営について職権乱用がまかり通ること】宮城県知事選について、党籍を有する私からの支援要請について自民党宮城県連として明確な結論を出さず、ルールを無視したこと。選挙後の常任役員会で、何ら党則違反をしていないのに、「和田氏の処分を求める声が上がった」(10月28日読売他)と報道されるような内容の議論を行い、県連によるヒアリングで、党員としての出処進退、役職についての出処進退について問われたが、党則違反をしておらず、職権乱用がまかり通っていること。

(3)これらが自由と民主主義を発展させるための政治活動を阻害される要因になっており、自民党を離党し、自由な政治活動を行い国民に対する責任を果たします。

和田氏は10月26日投開票の宮城県知事選に出馬。参政党と連携し、土葬墓地完全取りやめ、水道再公営化などをかかげ、6選を目指す現職の村井嘉浩知事(65)に仙台市の票を上回るなど迫ったが、約1万6000票の僅差で敗れた。

和田氏は慶大卒業後、97年にアナウンサーとしてNHKに入局。仙台局で東日本大震災の報道にも携わった。13年にみんなの党公認で参院選に宮城選挙区から立候補し初当選した。次世代の党などを経て、17年に自民党に入党。保守系で知られ、埼玉・川口市のトルコ国籍のクルド人をめぐる対応や法整備についても発信を続けてきた。7月の参院選で3選を目指したが落選していた。