市職員の既婚男性とラブホテルで面会した問題が浮上していた、前橋市の小川晶市長(42)は25日、自身のX(旧ツイッター)を更新。議長に辞職届を提出したと明かした。
小川氏は9月下旬に男性職員との面会は認めたが、一貫して男女関係は否定。続投の意欲を見せていた。市議会7会派は小川氏が辞職しないとみて、27日に招集の前橋市議会定例本会議で、市長の不信任決議案を提出する予定だった。
小川氏は1131文字の長文を投稿。「本日、27日付で退職することを決断し、議長に退職願を提出いたしました。市議会の皆さまからいただいたご意見、市民の皆さまとの対話でいただいたお声を真摯に受け止め、悩み抜いた末の判断です」と書き出した。
「私自身の行為については深く反省しつつも、事実と異なる情報の拡散や誹謗中傷には毅然と向き合い、選挙で掲げた公約を一日でも早く前に進めたい一心で職務に向き合ってきました」と前置きした上で「議会に対しても説明を尽くしてまいりましたが、その思いを議員の皆さまに十分にお伝えできなかったことは、私の力不足と受け止めています」と記述。
決断理由は「前橋の未来に不可欠な議論が控えているこの時期だからこそ、一度市長職を離れ、自らの行動に対するけじめをつけることが最善だと判断しました」とした。その上で「私の行動が、市民の皆さんにご迷惑や誤解を生んでしまったことは、どれだけ謝っても尽きるものではありません。だからこそ、今回の決断をもって一度立ち止まり、自らの姿勢を正し、信頼を取り戻すために全力で行動してまいります」と宣言した。
小川氏は中大法学部卒で、弁護士出身。群馬県議を経て、昨年から現職。初当選を果たした同年の市長選では「刷新」を掲げ、保守地盤で自民、公明両党推薦の山本龍前市長に大差をつけた。1892年の前橋市の市制施行後、初の女性市長となった。
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以下、投稿全文。
市民の皆さま、そして現場で市民サービスを支えている職員の皆さま、事業者・団体の皆さまに、多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。
本日、27日付で退職することを決断し、議長に退職願を提出いたしました。
市議会の皆さまからいただいたご意見、市民の皆さまとの対話でいただいたお声を真摯に受け止め、悩み抜いた末の判断です。
市政の平常化に向けて歩み続けるなかで、市民の皆さんも、市役所も徐々に落ち着きを取り戻してきていました。私自身の行為については深く反省しつつも、事実と異なる情報の拡散や誹謗中傷には毅然と向き合い、選挙で掲げた公約を一日でも早く前に進めたい一心で職務に向き合ってきました。
議会に対しても説明を尽くしてまいりましたが、その思いを議員の皆さまに十分にお伝えできなかったことは、私の力不足と受け止めています。
次の定例会では、市民生活を守る重要な補正予算案や、こども基本条例をはじめとした教育・福祉に関わる大切な議案の提出が予定されています。前橋の未来に不可欠な議論が控えているこの時期だからこそ、一度市長職を離れ、自らの行動に対するけじめをつけることが最善だと判断しました。
市議会の皆さまには、市民の代表として、それぞれの議案を丁寧にご審議いただき、前橋の未来のために建設的な議論を進めていただきますようお願い申し上げます。
私はこれまで、「一番身近な市長」であることを胸に、地域の集まり、学校、商店街、福祉や防災の現場へ足を運び続けてきました。
市民の皆さんの困りごとに耳を傾け、一緒に解決し、少しでも暮らしが良くなる前橋をつくること。それを市政の軸として全力で取り組んできました。
前橋をもっとよくしたい。市民の皆さんと一緒に大好きな前橋をつくり続けたい。
その思いは今も変わりません。変わり始めた前橋をここで止めるのではなく、確かな未来へ進めていくことが、私が果たすべき責任だと強く感じています。
私の行動が、市民の皆さんにご迷惑や誤解を生んでしまったことは、どれだけ謝っても尽きるものではありません。だからこそ、今回の決断をもって一度立ち止まり、自らの姿勢を正し、信頼を取り戻すために全力で行動してまいります。
職員の皆さまには、本来業務以外の負担をかけてしまったことを深くお詫びします。市民の暮らしを支える皆さんの仕事に、私はいつも励まされてきました。どうか胸を張って、市政の最前線を引き続き支えてください。
そして市民の皆さま。皆さんの笑顔、子どもたちの元気な声。市長として皆さんに寄り添えた日々は、私の人生で何よりの誇りです。心より感謝申し上げます。
どうかこれからも、笑顔あふれる前橋の未来のために、市政を前へ進める力をお貸しください。