浜田敬子氏「全国紙の社説でも」高市首相の台湾有事答弁引き出した岡田克也氏への批判を疑問視

浜田敬子氏(2024年2月撮影)

元AERA編集長のジャーナリスト浜田敬子氏は26日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。台湾有事をめぐる高市早苗首相の国会答弁を引き出した立憲民主党の岡田克也元幹事長に批判が出ている実態について「国会で政権が代わったとき、新しい首相に安全保障政策について聞くのは当たり前のことだ」と述べ、岡田氏への批判に疑問を呈した。

この日の放送では、「強い反発を続ける中国の真意」をテーマにパネルコーナーで特集。高市首相の国会答弁以降の中国側の反応や、台湾との関係について、1972年の中国との国交正常化以降、日本の歴代政権が「あいまい戦略」で半世紀以上、乗り切ってきた実態などを伝え、今後の日中関係の課題などについて専門家の解説をまじえて報じた。

その中で浜田氏は、今月7日の衆院予算委員会の質疑で高市首相の答弁を引き出した立憲民主党の岡田克也元幹事長に、批判が出ていることについて言及。「岡田さんに対して、あんな質問をする方が悪いみたいな意見も、Xとかで見られる。一般の人が言うだけでなく、全国紙の社説で(同様の)意見があることが、ちょっと恐ろしいことだと思っている」とも述べた。

その上で、「政権が代わったとき、国会で新しい首相に安全保障政策について聞くのは当たり前のこと」と、岡田氏の質問の正当性を主張。「聴いた方が悪いとか、聴き方がしつこかったとかいうのは、私は今の世論の状態がすごく、ある種、高市政権の高い支持率と、世論が一方向に流れてしまうことは、政権が取り得る選択肢も狭くしてしまうのではないかと思う。つまり(政権が)世論に押されてしまうのではないかということだ」と述べた。

高市首相は今月7日の衆院予算委員会で、岡田氏に「どういう場合に存立危機事態になるか」と問われた際、台湾有事について、集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得るとの認識を示した。10日の同委では、岡田氏の質問に対する自身の答弁について「台湾海峡をめぐる最悪の事態も想定し少し具体的に答弁した」と述べた上で、今後は「特定のケースを想定し、この場で明言することは慎みたい」と口にした。発言撤回は一貫して拒否している。

浜田氏は「撤回はもともとできないかもしれないけれど、軟着陸をさせようと思っても、世論が盛り上がっていると、それがしにくくなるのではないか」との懸念も示した。