高市首相の台湾有事めぐる答弁に「発言者の責任重い」立憲・野田代表指摘「うっかり発言は軽率」

立憲民主党の野田佳彦代表(2025年9月撮影)

立憲民主党の野田佳彦代表は26日、国会内で行われた党首討論で、高市早苗首相が台湾有事をめぐる国会答弁で日中関係の悪化を招いていることについて、「発言者の責任が重いと思っている」と述べた。

「残念ながら、今、質問をした人が批判をされているが、これは筋違いな批判と思っている」と述べ、今月7日の衆院予算委員会で立憲の岡田克也元幹事長が、高市首相の当該答弁を引き出し、逆に批判を受けていることを念頭に口にした。

野田氏は「私は、日本のトップが台湾有事の際に、さまざまなシミュレーションをしていろんな考えをめぐらすことは大事なことと思っている。邦人保護をどうしたらいいか、責任ある立場の人が真剣に考えておかないといけない。総理は、1議員の時からこういうことを考えていらっしゃったんだろうと思うし、そのこと自体を否定するものではない」と、理解を示しながらも「1議員の時に考えていたことを、総理大臣、自衛隊の最高指揮官として言葉にしていいかどうかは、これは別の問題だ」と指摘した。

「自衛隊の最高指揮官なので、言ってはならないこともある。持論をうっかり発言するのは、軽率なことになると思う。私は今回はそうしたケースにあてはまると思う」とも述べた。

高市首相は、野田氏に発言した責任をどう感じているか問われたが「(日中首脳会談で習近平国家主席とは)戦略的互恵関係を包括的に構築し、安定的、建設的な関係を構築していくことを確認した。お互いに懸念や課題があった場合、コミュニケーションを通じて解決をしていくことを確認した」とした上で「現在、高市内閣ではこの方針を堅持している。日本は常に中国に、対話に関しては建設的でオープンです。今後、対話を通じて今より包括的な良い関係をつくっていき、国益を最大化するのが、私の責任だと感じております」と述べ、質問とかみ合わない答弁を口にした。