参政・神谷代表「泣いて馬謖を斬った」梅村みずほ氏の役員解任、苦渋判断を故事に例える

参政党の神谷宗幣代表(2025年9月撮影)

参政党の神谷宗幣代表は26日、国会内で開いた党の定例会見で、梅村みずほ参院議員(47)を党のボードメンバー(役員)から解任したことを発表した。梅村氏は参院国対委員長の職も辞任し、安藤裕・幹事長兼政調会長が3つ目の兼任となる。いずれも25日付。

神谷氏は理由について、「党内の情報について、かなり管理をしっかりするよう言明し、注意もしていたが、党のガイドライン通りに行動されなかった。わが党としては非常に大きなことだ」と、理由を述べ「故事に例えるなら、『泣いて馬謖を斬る』ですよ」と、苦渋の判断だったことを強調した。

梅村氏をめぐっては、一部週刊誌で同党政調会長補佐を務める元自民党衆院議員の豊田真由子氏との間で、国会議事堂内の仕事スペースをめぐり、梅村氏から地下スペースの使用を勧められた際に豊田氏が「激高した」などと報じられた。これに党側は25日、公式サイトを通じ、豊田氏に週刊誌から質問状が寄せられたとした上で、不当な印象操作による信用、名誉毀損(きそん)を回避するために、回答書を先行公開し、経緯説明していた。

記者から、今回の梅村氏に対する党の対応は、週刊誌の取材に応じたことなのか、外に出るべきではない情報を出したことなのか、虚偽の情報を話したことなのか、何が問題だったのかと問われた神谷氏は、詳細は避けながらも「『合わせ技一本』みたいな感じですね。いろいろ注意はしていたけれどちゃんと聞いてもらえず、記事も出ている。すべてトータルに、ボードメンバーとしては困りますということ」と述べ「犯人捜しをするつもりはないが、うわさ話みたいなものが広がらないようにしないといけないと言っていたが、従ってもらえなかったというところに問題があると思っている」とも口にした。

「(梅村氏が)インタビューに答えているものがオンライン(の週刊誌記事)に載っている。我々からしたら、なんで事実と違うことが出るのかということ」と述べ、「党首討論もさせてもらえるような政党になっており、発言は重い。特にボードメンバーは、より、注意しないといけない」と強調。「『しょうがないよね』にしてしまうと、残りの17人に示しがつかなくなるし、ガバナンスがきかなくなる。これをやったから、ではなく、注意を聞いてもらえなかったというところは、指示系統が壊れてしまう。そこを問題視している」と訴えた。

神谷氏はその上で「故事に例えるなら、『泣いて馬謖を斬る』ですよ。梅村さんは一生懸命やっていただいているし、党員の支持もある方。そういう方を外すのは、党にとってけしていいことではない」とした上で、「決めたルールを守らないと組織や集団は維持できない。そこに関して、『泣いて馬謖を斬った』と書いていただいて結構です」と繰り返した。