元テレビ朝日社員の玉川徹氏(62)が27日、レギュラーコメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。高市早苗首相就任後初の党首討論での台湾有事をめぐる発言に疑問を呈した。
高市首相は26日、党首討論会で台湾有事をめぐり「いかなる事態が存立危機事態に該当するかは実際に発生した事態の状況に即して判断」「サンフランシスコ平和条約で台湾に関するすべての権利権限を放棄している。台湾の法的地位を認定する立場にはない」などと語っていた。
玉川氏は「率直に言って、高市首相の発言はびっくりしました」と前置きした上で「50年にわたる日米の曖昧戦略ですよね。それを変えるような発言はなぜしたのかという風なことだったんです。一番の疑問はそこだったんですけど」と切り出した。
「どういう風に答えたかというと、予算委員会を止められたくなかったからだっていう風に言ってるんですよね。そうすると、予算委員会が止まるっていうことと、あの発言をして、中国が当然ながらああいう風なとが起きだろうと予想される。そういうことをてんびんにかけた上で。予算委員会が止まるほうが重いって考えたっていうことですかって話なんですよ」と投げかけた。
そして「予算委員会が止まるって言えばじゃあ何でも話すんですかと。だから、あれはじゃあ本音じゃないってことですか?っていう。本気で言ってるんだったら、ちょっとびっくりですね。本気で言ってるんだったら。え、そんなことですかと。え、今そういうこと言うんですっていうのはまずビックリしました」と本音を吐露した。
高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で、台湾有事が集団的自衛権行使の対象となる「存立危機事態になり得る」と答弁。これに対し、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事がXで「その汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」などと投稿(現在は削除)したとして、木原稔官房長官が、中国に抗議したことを明らかにしている。一方、中国も外務省などを通じ高市首相の発言について反発するなど、波紋が広がっている。