将棋の第38期竜王戦7番勝負で5連覇を達成し、竜王5期獲得により、自身3つ目の「永世称号」を獲得した藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将=23)が27日、姫路城を訪れた。姫路市では竜王戦7番勝負第5局が予定されていたが、藤井が4連勝して決着したため、姫路城見学と祝勝会に変更された。
世界遺産・姫路城は17年に電王戦2番勝負最終局ででコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」と当時の佐藤天彦名人が対戦した地でもある。ポナンザは第2局でも勝ち、将棋界で最も伝統のある名人との歴史的な勝負を連勝で制した。
現在は将棋界は人工知能(AI)とは共存の時代に向かっているが、将来、姫路城でAIと対戦できる機会があればとの質問に藤井は「当時、歴史のあるお城とAIとの対戦は組み合わせは興味深くみていた」と振り返り、「AIの実力は飛躍的に進歩した。なかなか直接対戦する形ではないかもしれないが、AIの進化によって将棋の可能性は広がった面もある」と率直な感想を話した。
対戦については「また自分自身が対局する機会があれば、(AIの研究を)いかしておもしろい将棋を指したい」と意気込んだ。